カメラ遍歴 デジタル編(後編)

さてここからは
今でも現役のカメラたちである

まずD850
2020年9月現在で
発売から3年経つものの
そのトータルパフォーマンスはいまだトップクラス
この一年くらいはかなり業界のミラーレス化が激しく
存在がかすみつつあるように思うけれど
4500万画素のセンサーとEXPEED5が作る絵は
決まったときは素晴らしいの一言
普段は写真に興味はない
興味があるのはカメラ
とうそぶいている私も思わず感動する
そもそもD600をD300sと併用し始めてAF性能に不満を持ち
そこを満たすためのボディーだったが
ファインダ倍率、AF性能、連写速度、画素数、画像処理
とすべての要素で上を行く
Nikonでこれより上はD6、D5しかなく
しかも画素数ではD850が上
一桁機はまた求められる性能が違うので
そういう意味ではD850も至高の一台
そろそろ後継機の噂もちらほら聞こえはするが
たぶんZ7のセンサを積んだライブビュー性能向上機
(2020年9月現在の予想)

D850で個人的に気に入っている写真を一枚
雨のMTBのレースでトップの選手を追うTOYO FRAMEの竹之内悠選手
巻き上げられた泥、落ちる雨粒、かすめた枝から飛び散る水しぶき
竹之内選手が最後までギリギリコーナーを攻めて前を追っていた
その気迫が伝わってくる

画像1


D500
発売はD850より早かったが
手元にD300sがあったのでとりあえず必要性を感じていなかった
しかしD850とD300sのコンビは
操作系が似ているようで微妙に違っていて
とっさの時にうまく操作できない時があった
という自分への言い訳を考え付いたので
それを機に入換えを行った
D300sより落ち着いたシャッタ音
1.5倍弱増えた連写速度
食いついたら離さないAF性能
シアン転ばない素直なWB
そしてsnapbridge
と色々とグレードアップ
ミラーが小さいので
シャッタフィールはD850より上
D一桁クラスはフルサイズでこのフィーリングなので驚くが…
いずれにしろこの機種も至高の一台
なんならもう一台買ってもいいんじゃないかと思うレベル

Z6
人に貸し出してしまったD600の後釜に
スナップ用にいいカメラはないかと物色していたところへ
Nikonからフルサイズミラーレスが出ると
既存シリーズのNikon1も気になっていたが
俄然こっちに興味が移り
発表と同時に注文
Z7が発売が先行したのは残念だったが
発売日にZ6を入手
Z24-70/f4のレンズキットだったが
このキットレンズもなかなかのもの
大口径のZマウントの恩恵か
あの小さなレンズでも周辺まできれいに解像
ミラーレスなのでボディも小さく
最強のお散歩カメラを手に入れたかと思ったのだが
息子に強奪されてしまった(涙
まぁネガな部分もないわけではなく
やはりミラーレスなだけあって
動体を追って連写するようなシーンでは
ブラックアウトの長さと表示の遅れが気になる
OVFなら見えていない瞬間も脳内で補正してくれるようなのだが
EVFは一瞬表示が止まる感じがあり
とても追いづらく感じる
これも慣れなのかもしれないけれど…
個人的にはもうちょっと進化の必要を感じるところ

D780
強奪されたZ6の後釜
またZ6を買ってもよかったしZ7へ行くという選択肢もあったが
やはりOVFよねぇという心の声にあらがえず(笑
レビュー記事などを読むと
Z6のセンサを積んだD750という評価だけれど
個人的にはZマウントじゃないZ6
確かにライブビューのAFはこれまでと違い爆速
ようやく実用レベルに達したと思う
けれどZ6/7の真価はそこではなくZマウントだと気づいた
まぁOVFをとるのかZマウントをとるのか
そういう価値観なのではないかなという機種
基本的に不満はない優等生なんだけれど
Z6を知っていると微妙な感じになってしまう

というこれまでに使ってきたデジタル一眼カメラですが
最近になってZ6II/7IIのウワサもちらほら
新しい機種が追加される日も近いかもしれない

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