デジタルカメラにおけるセンサの重要度
中判などは使ったことがないので
135フィルム機に限った範囲での話として
フィルムカメラで画質を決めるのはレンズとフィルムだった
個人的にはボディの好みは大きいけれど
ボディは基本的に露出の制御をするだけ
それがデジタルカメラになってボディの比重が大きくなった
なんといってもイメージセンサがボディに内蔵になり
画像処理回路も内蔵された
これまで別物だった
フィルムと現像機が一体になっているようなもの
そんなデジカメのキモともいえるイメージセンサ
今ではすっかりCMOS一色だけれども
ここに至るまでに色々なセンサがあった
個人的に今でも気になるのが
Nikon LBcast
FUJI スーパーCCDハニカム
SIGMA FoveonX3
LBcastはニコンが自社で設計をしていたオリジナルセンサ
CCDでもCMOSでもないという触れ込みで
D2時代に結構力を入れていたのだが
トラブルも多くイマイチ伸びなかった
私がこれを評価しているのはずいぶんな贔屓目なのだろう
スーパーCCDハニカム
フィルムメーカーだったフジが
センサでフィルムを再現するために考え出した構造
進化と変化を経て現在のX-TransCMOSに至るのだが
やはりハニカム時代の方が変態度が高くていい
そしてFoveon
通常のセンサがベイヤ配列のカラーフィルタに色分離を頼り
FUJIのX-Transがオリジナル配列でらしさを作る中
なんとセンサの三層構造という頭おかしい設計(誉め言葉)
光の色ごとの波長によりセンサの透過性がことなる
それにより奥行き方向に3枚設置されたセンサでR・G・Bそれぞれを読み取る
そのため色情報がダイレクトに読み取れるというのが売り
そんなSIGMAもLマウントアライアンスに参入したので
ついにフルサイズFoveonかとも思ったのだが
fpは通常のベイヤカラーフィルタであった
ザンネン
今後FoveonのLマウント機が出てくるのであろうか?