レバノン 爆発
レバノンベイルートでの爆発について、被害状況、原因を求めました。
爆発が起こった場所、時間
レバノンという国の首都ベイルート、北側の倉庫にて。
2020年8月4日午後6時前に倉庫から出火があり、6時8分ごろに大爆発が起こった。あまりに大きな爆発だったので、200キロ以上離れた地点でも爆発音が聞こえたという。
レバノンはどんな国か
面積は10.000平方キロメートル(岐阜県程度)、人工610万人、アラブ人が多くアラビア語が公用語。
いくつもの宗教を信仰する人がいるモザイク国家。イスラム教徒とキリスト教徒の衝突をきっかけに1990年まで内戦が続いていた。
今回の爆発をきっかけに経済が危うくなり、世界で30か国ほどが援助として315億円ほどを送った。
被害状況
170人以上が死亡し、6000人以上がけがをした。
爆風が著しく、現場から数キロ離れた住宅にも被害が出て家を失った人は30万人にものぼる。
爆発の規模は言わずもがな大きく、広島に投下された原爆の10分の1の威力であった。
爆発の原因
倉庫に保管されていた2750トンもの硝酸アンモニウムが爆発したこと。
この硝酸アンモニウムは、2013年に船でジョージアからモザンビークに運ばれる予定だった積荷で、途中地点のレバノンで利用料を巡ったトラブルになりそのまま放っておかれたものである。
このずさんな管理の責任は政府にあるとするデモが起き、内閣は総辞職している。
硝酸アンモニウムとは
農業用肥料や鉱山で爆薬として使われている。
比較的安定した化合物として知られ、燃える働きと燃やす働き(助燃性)を持ち、170度の融点に達すると連鎖的に爆発を引き起こす。じ
レバノンでは、この硝酸アンモニウムが大量に一か所に、人口の多いところに、悪い保管状態で保管されていたのでこれほどまでに大きな爆発になった。
感想、意見
レバノンで起こったような事故をまたおこさないようにすることが大切だと思った。硝酸アンモニウムだけではなく、他の化学物質などの保管方法を見つめなおす。危険性が低いからと言って事故が起きたときの被害を甘く見積もってはいけないと、慎重になる大切さを実感した。
参考にしたサイト