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カプコンファイティングコレクション🔴1stインプレ
■はじめに
いよいよ発売された90年代格闘ゲームのオムニバスソフト「カプコンファイティングコレクション」。そのリリース初日の感想を。
以前書いた期待感ふくらんでいた様子もよろしければ。
本日6月24日
— ストリートファイター / STREET FIGHTER (@StreetFighterJA) June 24, 2022
『カプコンファイティングコレクション』発売🎉
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■いきなりまとめ3行
「こういうのでいいんだよ」長く遊べそうです。
期待とは違った方向ではあるがこだわりのある仕上がり。
アニコレ収録タイトルもこのフォーマットで出し直してくれ。
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■最低限の期待しかしてなかったんだけど
実機同様の挙動してくれて、通信対戦とトレーニングモードがついている。サターン、ドリキャス時代ほどとは言わない、ヴァンパイアリザレクションほどのオマケ要素とも言わない。できればランクマッチもきちんと機能して、長く遊べるもの。このくらいの期待で、公式が事前に煽っていた「充実の追加要素」とやらにはあまり期待していなかった。
箱を開ければ「遊びやすさ」を追求する方向で頑張ってくれていた。
■遊びやすく考えられた工夫
□好きなタイトル複数を同時に待ち受けできる
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希望のタイトルどれでもマッチングが発生すれば、すぐにそのゲームに移行して対戦することができる。ニッチすぎて過疎りそうなタイトルでもONにしておけばいつかはマッチングするかも知れない。例え、オンライン人数が減ったとしても、何かしらのタイトルでマッチングできるかも知れない。長く遊べる工夫だ。
このあたりはアニコレの反省点があるのかも。
□「ながら待ち受け」ができる
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「待つ」のって時間の無駄じゃないですか。アニコレにはこれがなかった(アケモ待ち受けはできるがCPUが強すぎてマッチングする前に負ける)。トレモ~対戦~トレモで振り返りのループができる。ランクマッチとカジュアルマッチでできるのも良い。
□隠しキャラの使用コマンド簡易化・CPU専用キャラのプレイヤーキャラ化
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通信対戦で長々とキャラ選択を待たされたり、失敗されたりすることがなくなった。これは必要。
CPU専用キャラのプレイヤーキャラ化は全く期待してなかった。ヴァンパイアのボス2体、セイヴァーの朧ビシャモン。最近の移植は「ベタ移植」というか基板そのまま、なことが多かったので、気を遣ってくれるとは全く思わず。
プレイヤーキャラとして使用できるということは、それまで対戦したことがなかったアーケードモードのCPUが「対応できるように」ならないといけないので、多少なりともゲームに手を加えないといけないからだ。
ハイパーでの初代スト2同キャラ対戦可能は期待はせずとも「できればなんとか…!」だったのでとても嬉しい。
□その他、細かな気遣い
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待ち受けしてるタイトルとは別に、好きなタイトルで遊びながら待つことができる。ポケットファイターを初めて触ってみたりしていても、通信対戦では本職のヴァンパイアセイヴァーで遊ぶ、そんなことができる。
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おそらく、ロケテスト時のみのエンディングの転用と思われる。ロケテスト時の基板はCPU戦をクリアしてもキャラごとのエンディングを見せてくれず、代わりの簡易的な絵を見せてくれることがよくあった。通常の基板でのプレイでは見られないものだ。「専用のエンディングは作れないけど、ここまでなら頑張れます」みたいな姿勢に好感。
■個人的に気になったところ
□トレモやアケモを終了させるためには待ち受けも一旦終了する必要
待ち受け設定をし、好きなタイトルでトレモをしようと思ったが操作ミスでアケモを選んでしまった…そういうときはまた待ち受け開始から設定し直さないといけない。理想はスト5のように、モード選択とは別に、いつでも待ち受けスイッチをON/OFFできる仕様がよかった。
□待ち受けメニュー画面でもマッチングしてしまうため一旦中断ができない
アケモ待ち受け中にトイレに行きたくなり、メニュー画面にしてもマッチングしてしまうため、アケモを放棄するか、マッチングしても無視して相手を対戦不成立の時間切れまで待たせなくてはいけない。トイレ行かせて。
□ランクマッチ、勝敗数も見たかったなあ…。
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□トレモのキーディスプレイの表示方法がアニコレと違う
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例えばアニコレではボタンを一度押したら一度しかその表示がされないが、ファイコレでは「そのとき押されているものをすべて表示」という形式になっている。キックボタンを何度も押していないのに、押したままレバーを回すと上の画像のように連なって表示される。
目押ししたときのフレームを確認したいときに分かりにくい…。ハイパーのバイソンでターンパンチを溜めながら目押しコンボをしようとしたら、キーディスプレイは大変なことになるのではないか。
□アケコン持ちがキーコンフィグに困る仕様
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■おわりに
筆者はSteam版を購入しました。遅延も相当小さいし大変満足しています。ただ、PS4にプレイヤー数が譲るのは分かっていましたが、想像よりももっと少ない…? ハードコアなプレイヤーは実機により近いSteam版を支持していますが、それって身内対戦ばかりで、野良対戦はやはり難しい…?と心配しています。PS4とは段違いのようですし。クロスマッチングしてよう!