純鶏そばinにぼ乃詩@川越
年内ラーメン納めはにぼ乃詩で。
にぼ乃詩は言うまでもなく煮干しラーメンのお店である。しかし、そのラーメンセンスは煮干しに留まることをしらず、あらゆるラーメンに発揮される。今回もそれ。
どうもにぼ乃詩は来年より「純煮干しそば」と「純鶏そば」で勝負していくらしい。公式Twitterに書いてあった。なので本日は純鶏をお客さんにしってほしいようで、それのみの提供。以前よりにぼ乃詩仲間に「純鶏そばがうまい」と聞かされていたので、とても楽しみに来店した。
画像が横になっていて申し訳ないが、見た目はこんな感じ。Thickな琥珀色スープが目に麗しい。味もまた分厚い鶏の味。清湯系の鶏そばはたくさん食べてきたが、この純鶏そばはあまり無い系統の味。和風というより洋風寄りのテイスト。いわゆる鶏ガララーメンと比べると甘味が出ていて、チキン感。かといって白湯ラーメンのようにくどくは無く、さらさら食べられる。この「くどくない」っていうのはにぼ乃詩のほぼ全メニューに共通して言える。無化調と店長の優れたバランス感覚によるところだと思う。「くどいラーメン」、いわゆる二郎系や家系(個人の感想、悪しからず)などを批判しているわけじゃない。僕は二郎系も家系も大好物だし、「くどいラーメン食べたいんじゃあ」という気分になることもよくある。でも、くどくないラーメンの方がやっぱり食後の幸福感が持続しやすい。これは大切な要素だ。
トッピングのチャーシューはやや甘めでねっとりした脂身が舌を撫でる完食が心地よい。たくさんはいってた。ありがとうございます。
中央を飾るネギと生姜はいいアクセント。
材木メンマはとても柔らかく酸味が強めの独特なもの。かなりこのみ。
味玉は半熟でデザート感覚で頂いた。
2020年の締めに相応しいクオリティとポテンシャルを持った一杯だった。素晴らしいラーメンとにぼ乃詩に圧倒的感謝。ごちです。来年も宜しくお願い致します。