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【書籍紹介】『GE帝国盛衰史』

久しぶりに”一気読み”しました!

「20世紀最高の経営者」といわれたジャック・ウェルチに率いられ、
ピーク時の2000年には株式時価総額で世界一になった
ジェネラル・エレクトリック(GE)。

米国そのものを代表する企業であり続け、
最強のリーダーシップを誇った企業。

人々からは米国政府と同等の信頼を置かれた企業が、
いかにして転落していったのか
が詳細に描かれています。

500ページ近い大著ですが、一気に読んでしまいました。


ぼくは2012年から10年近くGE(GEキャピタル)で働いていました。

この本にあるように、目標達成に厳しい会社ではありました。
一方でルールを守ることにも厳しい会社だったので、
以前からグレーな会計処理などが頻繁に行われていた
という内容にショックを受けました。

そして何よりこの本を読んで驚いたのは、この部分です。


「GEはエジソンとほとんど関係がない。」
「GEの生みの親は、トーマス・エジソンではなく、ジョン・ピアポント・モルガンである。」

19ページ


GE=エジソンといわれるぐらいGEのアイコンだったエジソンが、
実はGEとは短期間しか関わっていなかったことを知りショックでした。

いまでいえば、
アップルのスティーブ・ジョブス
テスラのイーロン・マスク
アマゾンのジェフベゾス

がそれぞれの会社とほとんど関係がなかったようなものです。

GEに在籍していたころお客様に、
「GEはエジソンが作った会社です」
といつも説明していたのですが....(涙)


マイクロソフトのアイコンであるビル・ゲイツさんも、
推薦図書としてご自身のブログでこの本を紹介されているそうです。

この本を通じて、
企業文化や風土の大切さを改めて再認識しました。

経営者の方だけでなく、
企業や組織に関わるすべての方におすすめしたいです。

アマゾンへのリンク:


マガジンにも保存しました。


「学びをよろこびに、人生にリーダシップを」
ディアログ合同会社 小川剛司(つよし)


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美味しいものを食べて、次回の投稿に向けて英気を養います(笑)。