“大人の学び”の学びかた(3) 「わかる」
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前回の振り返り
前回の投稿では、“大人の学び”の2つ目のステップ
「知る(覚える)」についてのぼくの考えをご紹介しました。
前回のリンク:
今回は3つ目のステップ
「わかる」について考えます。
「わかる」での”大人の学び”
【再掲】“大人の学び”の学びかた(サマリー)
最適な人数
”大人の学び”は原則「ひとり」で行うものと考えていますが、
「わかる」については、「複数人」の方がより効果的だと思います。
「複数人」であれば、
「ひとり」ではわからなかった・納得できなかったことでも、
他の人の意見を聞いたり他の人に質問してヒントをもらうことで、
新たな視点を得て「わかる」ようになることがあります。
人間はどれだけ気をつけていても、思考の枠が固定化されがちです。
多面的な見方をしようと心がけていても、ついつい同じ見方をしてしまうんですね。
でも「複数人」で同じものを見ることで、
自然と自分とは違ったのものの見方・考え方に触れることが出来ます。
みなさんも誰かと一緒に映画を見に行って、
見終わった後に感想を言い合ったら
全然違ったところが印象に残ってた、なんて経験はありませんか?
一緒に映画を観にいくような間柄の人とでさえ、こんなことが起こります。
そんなに親しくない人との間であれば、ものの見方が面白いぐらい違って当然です。
仏教の考え方のひとつである
「唯識」に〈一水四見〉という言葉があります。
同じものでも見る立場や心のもちようによって違うように見えてくるという意味ですね。
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人間という同じ生物同士でも、見る立場が違えば
「こんなところが気になるんだ」「そんな見方があるんだ」と
驚いてしまうほどの違いがあります。
だからこそ、そこから新たな気づきが得られるんですね。
複数人で同じものから学ぶことで、
1つのものから2倍・3倍の知恵を得ることができる。
「複数人」で学ぶことで「わかる」がより広がります。
次回に続きます。
次回のテーマ
次回は、
3つ目のステップ「わかる」での
オススメの共有方法についてお伝えします。
今日の投稿は「マガジン」にも保存しています。
ぼくの「学び」についての考えへの感想や、
みなさんの「学び」についてのご意見など
聞かせていただけると嬉しいです。
ディアログ合同会社 小川剛司(つよし)
「学びをよろこびに、人生にリーダシップを」