見出し画像

主夫の転職活動の徒然3

最近は人材紹介会社との面談をひたすらしている。その都度言われるのは書類選考が通るのは良くて20%、普通で10%と言われる。紹介会社が言いたいことはとてもよくわかる。特に私の場合若くて体力があるわけでもなし、部長クラスの俯瞰的な視点や経験があるわけでもなし。

しかし、転職活動していて思ったのは、10%って結構確率的に高いんじゃないかということである。10社応募したら1社は面接につながるであろうという計算になる。10社に応募するなんて今の時代転職サイトの「応募する」ボタンを10社分ポチるだけである。そんな感じであっというまに10社を超える。その気になれば一日100社応募するとかでもできてしまう。

たぶん人材紹介会社はそれくらい厳しい転職活動になると言いたいのだと思う。転職希望者の過度な期待値を抑えるためであると思う。人材紹介会社の広告は電車の中でよく見かけるが、広告通りの転職ができるわけではないという感じで釘を刺しているのではないかと。

まあ、それが現実なのであればそれはそれで受け入れないといけないし、私も実際転職活動をしていてそれは実感している。正直言って(曖昧な表現ではあるが)余程の能力の高い人でなければこの歳での転職はかなり厳しいと思う。

仕事では40代が一番脂が乗っている時期であるなんて話を若いときに聞いていたが、その脂に乗り損ねた状態で転職市場に乗り込んだところでお断りされるのは分かる話ではある。先日面談をしてもらった人材紹介会社では私の職歴(新卒採用をしていた)を見て、「今どきの新卒のトレンドにはもう、ついて行けない歳ですよ」と言われた。もっともその人からは今の時代はSNSですからと言われ「いや、私Twitter・Facebook歴7年なんですけど」と言いかけたが止めておいた。

Twitterだ、Facebookだ、Instagramだ、Tik Tokだ、と言われているが、新卒採用でやることは変わっていないと私は思う。「知ってもらって会いに来てもらって話し合ってオファーを出す」、これは変わらない。多分中途採用でも変わらないだろう。その見せ方が変わってきているだけだと思う。その見せ方の流行り廃りはあるだろうが、本質は変わってない。学生目線と企業目線をできるだけ近くして(少なくとも内定のタイミングでは)お互いに納得の行く就職をしてもらうことだと思う。

という感じで強気な考えをしてみたところで、採用する側がその考えに共感してくれるか否かについてはどうしようもない。結局は数打てばどこかに当たるだろう方式で今夜もエントリー祭りとなっている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?