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”私には何もない”と思っていた私の原体験

りょうこ@ロンドン🇬🇧です。

《りょうこ物語》を少しずつ書き進めていきます。
徒然なるままの更新になっちゃうかも^^

長崎県の雲仙普賢岳の麓で、高校教師の厳格な父、家事完璧な母のもとに生まれた長女。3歳下の妹は長崎に住んでいます。ごくごく普通の家庭です。


父はいわゆる頑固一徹な九州男児ではなく、父の時代にしかもド田舎から東京へ進学した慶應ボーイ(笑)。
というと、はいからなイメージですが、学生時代は下宿暮らし、映画館に入り浸っていたそうなので、純朴な英米文学少年だったかと思われます。
母は洋裁、和裁、編物が得意で、私たち姉妹はいつも母お手製の洋服を着ていました。料理上手で味噌も自家製、華道、茶道、何でもこなし、家はいつも小ぎれいに片付いていました。


祖父母は父方、母方ともに自営業。
父の実家は呉服屋からの衣料品店を営んでいて、創業約110年の老舗で現在四代目。三代目である父の兄は、叙勲を受けたり、父以外の姉兄弟4人は全員アパレルや幼稚園など自営業です。東京で長崎のその地域出身の方々にお会いすると、伯父たちの店を知らない人はいないという地元でわりと大きなお店です。


母の実家はもともと地主だったとかで、農業をしている昔ながらの大きな家。私が3歳になるまで、こちらに住んでいたので、ひな祭りのお祝いなどは盛大にしてもらった記憶があります。ちなみに長崎の平和公園にある平和祈念像の彫刻家は、遠い親戚にあたるそう。

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どうして、こんなに祖父母の家、父母のことを詳しく書くのか。
それは、この時の原体験が、今の仕事に大きく関わっているんだ〜
と随分と後になって気がついたから。


子どもながらに、大きいなぁと思っていた祖父母の家。
我が家は公務員で質素な暮らし。
お盆やお正月に祖父母の家に行って、綺麗な洋服が並んでいる店内を走りまわったり、「どれでも好きな洋服を選んでいいよ!」と言われるのが、楽しみで楽しみで仕方ありませんでした。
初売りやセールで忙しい時は、隣の本屋さんに行けば、本をその場で読ませてくれたり、雑誌をもらったり。
昔は「畳の上で正座」が一般的だった田舎で、40年以上前なのに、ソファのある部屋と和室があるお家。


大人になって、会社勤めをはじめてから
「どうしても馴染めない。」
「ここは私の居場所じゃないんじゃないか?」と
どの会社へ行っても感じることになるんですが


会社員の夫と結婚して、自分が起業して、随分経ってからようやく気づきました。


親戚一同見渡しても、それまでの私の周りには、会社員がいなかった!!
自営業か公務員しかいなかったので、馴染みがなかったんですね。


綺麗な洋服が並んでいる店内を走りまわったり、
「どれでも好きな洋服を選んでいいよ!」と言われるのが、楽しみで楽しみで仕方ない♡


この原体験が、今の仕事に繋がっていくわけですが、
そこまでが、まあ紆余曲折。


というわけで、続きます^^

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工藤亮子(イメージコンサルタント@ロンドン⇄銀座)
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