【おうち時間】Amazon Primeの「メイキング・ザ・カット」でアメリカンドリームを味わう!
りょうこ@ロンドンです🇬🇧
前回の記事に続いて、ファッションリアリティ番組について。
毎週配信されるのを心待ちに、おうち時間で楽しんでいます。
Netflix「ネクスト・イン・ファッション」を観つつ、10年位前からシーズン17まで続いた「プロジェクト・ランウェイ」という番組を思い出していたのですが、まさかこのすぐ後に、Amazon Primeで「プロジェクト・ランウェイ」の復刻版とも言える「メイキング・ザ・カット ~世界的デザイナーを目指して~」が始まるとは・・・驚きでした。
「メイキング・ザ・カット」の舞台は、パリ→東京→NYと展開していくので、撮影はコロナ禍になる前に終わっていたんでしょうね。
司会は、「プロジェクト・ランウェイ」シーズン16まで進行役を務めたモデルのハイディ・クルムとファッションコンサルタントのティム・ガン。
あぁ、懐かしのティム・ガン。NYパーソンズ美術大学の学部長でもあったティムの本は、この仕事を始めた頃、何冊も読みました。
「メイキング・ザ・カット」予告編がこちら★
「メイキング・ザ・カット」シーズン1では、ハイディ・クルムとティム・ガンの元に世界中から12人のデザイナーたちが集められる。彼らはパリや東京を経て、次の世界的ファッションブランドになるべく審査を争っていく。毎回行われるショーの審査で優勝した服は「メイキング・ザ・カット」のAmazonストアで販売され、最終的に頂点の座に上り詰めた者には、ブランドに投資するための100万ドルが与えられる。
さすがAmazon、100万ドルですって。ひゅ〜。
しかも各エピソードで優勝した服は、すぐにAmazonストアの特設「メイキング・ザ・カット ストア」で全世界に販売されます。
↓ ↓ ↓ (こちらを先に見るとネタばれになりますのでご注意ください)
審査員も豪華で、ナオミ・キャンベル、ニコール・リッチー、ジョセフ・アルチュザラ、カリーヌ・ロワトフェルド、キアラ・フェラーニなど、ファッション界で影響力のあるモデル、デザイナー、インフルエンサーが登場します。
1. ハイディとティムが帰ってきた
2. オートクチュール
3. コラボレーション
4. 人生を懸けた戦い
5. ストリートウェア
6. 相反する性質
7. デジタル広告撮影
8. ブランドの進化
9. ポップアップショップ
10. 優勝者:次世代の世界的ブランド
5話〜8話が東京で撮影されているため、親近感もわいてきます。
私の印象としては、デザイナーの技術やスキルそのものを楽しむなら「ネクスト・イン・ファッション」の方が見応えがあるかもしれません。
「メイキング・ザ・カット」は、審査員のジャッジの仕方が何ともアメリカ的で直接的。どのように審査員を説得するか、自分の想いを述べよ。という厳しい場面を乗り切る術という部分が見ものです。
7話の「デジタル広告撮影」、9話の「ポップアップショップ」、最終話では「Amazonファッションの代表取締役に自身のブランドの事業計画をプレゼンする」という内容は、「メイキング・ザ・カット」ならでは。
ファッション&ビジネスを考えさせられます。
私自身は、ポップアップショップを年間40ヶ所以上手がけていた時期が数年あるので、感情移入してしまったり、アメリカ人の中で自己主張していくことの厳しさを思い出したり。
ちなみに、making the cut = 目的に達する、成功する、という意味。
ニュアンスとしては、突破、オーディション合格、というような場面で使う言葉。字幕では「選抜入り」と訳されています。
「ネクスト・イン・ファッション」同様、ファッションと縁遠くても、アメリカンドリームへの道として楽しめる番組です。
うちの夫は「You are making the cut!」と言いたいだけで見ていましたが。
全てのエピソードが配信されたばかりなので、一気見もできますよ。