光る君へ
一年半にわたる撮影が終わって、いよいよ大河ドラマも終わりに近づいてきた。
今年は源氏物語の世界に紫式部と藤原道長の幼馴染みの恋という二重のフィクションが交差して、それに一条天皇と定子が政権争いに巻き込まれていく史実にあった恋物語も織り込まれるという
大石静さんの脚本が素晴らしかったと思う。
いつもは男性の歴史的出世ストーリーが中心の大河ドラマなのに、この一年は平安絵巻さながらの恋愛ドラマに毎週ときめいてしまった。
それにしても衣装から小道具、舞台背景に至るまで、毎回NHKの凝りようは半端では無い。
曲水の宴の場面では庭園のセットに川の流れまで再現して、和歌を詠み交わす優雅な宴を目の前に見せてくれた。 BS視聴料も払っているヘビーユーザーの私はそれだけでも大満足❣️
テレビは自分では登れない山の頂上やアフリカの奥地、見たこともない世界の街にも連れて行ってくれる。
子供の頃から父がNHKしか見せてくれなかったので、殆ど民放を見なくなってしまった私は世の中の流行には全く疎い。
タレントさんや芸人さん、アイドルも見分けがつかないので、話題についていけないこともある。
NHKだけがメディアとは決して思っていないが、
媒体が爆発的に増えている今はある程度自分の目で選択することも必要かもしれない。
本物は時間がかかっても広まってくる。
一過性の流行に踊らされるよりはそれを待つのもいいと思っている。
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