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縄文人

最近メディアで縄文時代を取り上げることが多くなったような気がする。 
というのも私が気になっているから目にする機会が増えただけなのかもしれないが、最近元気が無い日本人のアイデンティティを呼び覚ますには
確かに有効だと言える。
なぜなら世界四大文明より遥か昔16000年も前から一万年以上続いていたとされているのだ。
それが文明と認められればの話だが、出土される土器や集落跡を見ても、確かに統制された社会性が観てとれる。

狩猟採集民族だった彼らは日本全土に渡って豊かで争いの少ない文明を築いたからこそ一万年以上も平和な時代が続いたのだと思う。
そして大陸から農耕民族が渡って来て土地を所有することが始まり、争いや身分格差が生まれた。
それでも私達の血には今も縄文人がいる。
アイヌ民族では約3割、沖縄では約2割、そしていわゆる本土に住む日本人には1割のDNAが残っているらしい。
それが、世界の中でも唯一無二の国民性を形成しているのは確かだと思う。

今日本は岐路に立っているかもしれない。
西洋文明の豊かさを追い求めて終わりの無い資本主義の奴隷になるか、
物.人.自然.命.時間…全てに感謝して本当の豊かさを求めて生きるか、
地方に移住している若者の番組をみると選択を変える流れは始まっているように思えて、希望を感じるのは私だけでは無いと思う。
そろそろ日本人ならではの価値観に基づく新しい社会構造を考えてみる時期なのかもしれない。

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