【中小企業診断士の読書録】 開業者はどのようにして能力を獲得したのか 村上義昭著「開業者の能力獲得経路」
中小企業診断士が古今東西の経営に関する本100冊読破に挑戦する記録 -題して「診書録」48冊め-
■なぜ読もうと思ったのか
現在公的支援機関に勤務していて、そこでは創業を希望される方の相談や支援に関わることが多くあります。
創業というと、まず必要になってくるのが「お金」。創業に必要な資金を調達する先として真っ先に挙げられるのが、日本政策金融公庫の国民生活事業(以下、「公庫」といいます)です。創業支援においては、公庫との関わりがでてきます。
著者の村上義昭教授は、現在は大阪