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ボンネットも剛性アップパーツ?!

ボンネットはエンジンルームをカバーするためだけの物だと思ってました^^
最近は欧州車をはじめ、ボンネットも車体の剛性アップパーツとして利用している事を知りました。
欧州車達は『走ること』の優先順位が上にあり操縦性にこだわる車種が多いので「午後までやるのか!」とか「さすが欧州車だなァ」と思いつつ「国産車はまだまだ先かな〜」と思いながら見てました。

どういうこと?

いきなりボンネットが剛性アップパーツだと言っても分からないですよね> ̫<՞ ՞
ボンネットを留めている金具が一般的には1つ

MAZDA3
真ん中の突起物が留め金具

なんですが、最近の高級車だったりスポーツカーだったりする車は留め金具が2つあります(下記画像を参照)

CX-60
両サイドに2つと真ん中はロック解除レバー

ロック解除レバーも含めれば3点でボンネットを留めています。
1点留めだとボンネットと車体の接点が少ないからボンネットだけ浮くと言うかハンドルの入力などが逃げてしまいます。結果、ハンドルの動きに対して反応が遅れるので自分が思っているより曲がらないと言う現象が起きます。
ダブルキャッチのようなタイプはボンネットをしっかり留めておけるので車体とボンネットか一体になるのでハンドル操作に遅れることなく反応してくれる。

ハンドル操作だけの効果?

そんなことはなくて、ボンネットは前輪の位置にあります。そこの剛性(一体感と言った方がいいかな)があるとサスペンションをしっかり動かせるので乗り心地も良くなるし、乗員が無駄に揺れないから荒れた道を走ってもそんなに荒れた道に感じなくなって乗り心地のいい車となります。
この方式はコストもかかるので上質な乗り心地が求められる(比較的コストをかけられる)高級車や走る事への評価が大事になってくるスポーツカーや欧州車に採用されてます。

どこまで普及するか

軽自動車、コンパクトカー、ミニバンなどの一般乗用車などへの普及は今のところ難しいと思ってます。
コストの問題、使用用途などからダブルキャッチにするメリットよりもデメリット(コスト)の方が目立つように感じます。
ダブルキャッチのボンネットだったら『コストかかっている車両』と言っても問題ないでしょう^^

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