ふみ

貴方の印象に残るような文章を届けたい

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マガジン

  • 詩の世界

    詩を通して、自分の気持ちを伝え合いませんか 感想などはご自由にどうぞ ただし、感想以外のものは、詩に限らせていただきます 形式は自由です 自分が、これは詩であると思えれば、それで構いません ただ、ひとつ、定義づけさせていただきます それは、 特定の個人、組織、などを指して攻撃するものではないこと 詩とは、ひとつの世界であって、それは、他の世界に責任の転嫁をするものではないと思います だから、自己完結されたものでないといけない そう思います まあ、あまり難しく考えても始まりません 気楽にやっていきたい、そう思います

最近の記事

咆哮

心の中には 常に嵐がある 常にどこかで火山が噴火している 常に、その中を、龍が咆哮をあげながら、飛び回っている 昂ぶる気持ちを抑えられずにいる 時々、言われる 何に反応を示すのかわからない 人が何気なく聞き流す言葉にも、過剰に反応する ダメなんだ 人を見下した感じの態度や言動に触れると、どうにも抑えが効かなくなる それは、例え、発言者本人が、そうした意図を含んだつもりではなくても、ダメだ 寧ろ、自覚のないところに、余計に腹が立つ だから、善意であろうことも、善意と

    • 原爆の日に寄せて

      原爆の投下を正当化するアメリカの学生という記事タイトルを、ニュースサイトで見た 内容は見ていない ただ、それは違うと思う 作った以上、その効果のほどを試したい その気持ちになることは理解する そして、実際に投下した 使用した それが、広島、長崎における惨劇 同じくして、とあるSNSサイトで、チェ・ゲバラ氏の広島訪問時に残した言葉なる投稿を見た 何故、日本の人たちは、こんな目に遭わされたアメリカのことを怒らないのか? どちらも違うと思う あの投下は、如何なる理由

      • 書評「善の研究」「日本哲学入門」

        先にお断りしておきます。 僕はこの2冊、読んでおりません。 そして、2作とも、著者の事を、詳しく存じあげておりません。 更に言えば、僕は、学者でもなんでもなく、ただの一般市民です。 正直、否定、非難です。 中身も見ていないのに。 そうです。 中身も見ていないのにです。 何故、そんな事をやろうとするのか? 何故か? この2冊が扱っているもの、それは哲学だからです。 哲学を扱っているにも関わらず、それぞれに権威もある方々であるにも関わらず、 タイトルの 「善の研究」 「日本哲学入

        • 息子

          「ねえ、本当に大切なことだと思うから、今のうちに伝えておくね」 息子は黙ったままだ。 「貴方に心地良く聞こえるような言葉をかけてくる人は、貴方を騙しているだけだから、引っかかったらダメよ」 「貴方に声をかけているわけじゃない言葉でも、貴方が心地良く感じる言葉があるかもしれない。でも、それも信じちゃダメ」 息子は黙ったまま、携帯をいじっている。 「何故、それが心地良く感じるのか、自分の中で咀嚼して、噛み砕いて、その原因を、理由を見つけないと、言葉には何の意味もないのよ」 「難し

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        • 詩の世界
          5本

        記事

          過保護

          子供たちは苦しんでいる 過保護である事に でも 大人たちは 社会に過保護である事を要求する

          死を語るな!

          「もう、みんなわかっていると思うけど、○○が死んだ。この時間は、彼に黙祷を捧げる時間にしたいと思う。俺がいいというまで、各自、彼に黙祷を捧げて欲しい。彼に、どんな言葉をかけられるか、考えて欲しい。それじゃ、始める。黙祷。」 「先生」 「なんだ」 「手は合わせるんですか?」 「手を合わせる必要はない。各自、彼にかける言葉を考えて、彼に心の中で言葉をかけてくれれば、それでいい。」 「いつまで」 「俺がいいというまでだ」 「なんだよ、それ」 「いいから、やれ」 「先生もやるの?」

          死を語るな!

          パッケージ

          今日も疲れた体を引きずるように、疲れた心を引きずるように、運びながら、歩を進め、家路につく 見慣れた光景が広がってくる。それだけで安心感を覚える。安堵感が芽生える。 家につき、鍵をあけ、ドアを開ける。 居間の扉を開け、荷物を置き、ソファにドカッと腰を降ろし、背もたれに身を委ねる。 安心感に包まれる ため息を、ふかく、ひとつ、つく 今日も一日、無事に終わった 今は心も体も休めることができる また、すぐに、明日が始まる ただ眠い 安心感からか 今はただ、休もう

          パッケージ

          都会と孤独

          孤独 それを嫌う人は都会には向かない 都会にいる人の歩くスピードは早い 何故なら、周りを気にしていないから 自分の世界があり、自分の目的がある だから、他のものには目もくれない いや 目移りしていると置いてきぼりにされる それだけ、移ろいゆくスピードが速い だから、皆、必死になる 自分を保つことに 皆、必死に自分を保っている 周りから見られている自分を この中で生きていくためには強がる必要がある 涙は誰も受け止めてはくれない でも、悪い面ばかりでもない 懐は深い どんな誰で

          都会と孤独

          ポロポロと 溢れ落ちゆく 言葉の屑を 拾い集めて 紡ぐこと それが詩 心の焦点をあてるもの 心の焦点を合わせるもの

          言葉にしないで なんだか、それは、空空しく聞こえるから 嘘とは言わないけれど 耳には入ってこないから それよりも ただ抱きしめて ただ受け止めて 優しく 何も言わずに 強がりも 着飾ることも 自分を奮い立たせる事にも 疲れる事は 誰にでも あると思うけど ないのかな 疲れることは ないのかな 時には ただ 雨に濡れるだけでもいいと思う ただずぶ濡れになりたい 一緒に涙も流したい 流しきりたい 晴れた時 晴れやかな気持ちでいられるように 空を見上げて濡

          田舎者ファッション

          私の今、住んでいる場所、それは田舎だ ファッションで、腿も露わな短いスカートをはいて歩いていると、男からのいやらしい目線か、同性の特におばさんからの、汚らわしいものを見つめるかのような視線か、たまには直接的に、杖を持つおじいちゃんから、けしからん、そう怒鳴られる そんな人たちには、私が敬愛する、マレーネ・ディートリッヒの、この言葉を贈りたい 女はみんな貞操でいたいと思っているのよ ただ、そうしたくなる男がなかなか見つからないだけ

          田舎者ファッション

          後悔とは

          後悔とは、今、貴方が持っている感情 後悔とは、その時、貴方が選択したものが間違っていたという思い 例えば、結婚相手を間違っていたとか まあ、選べる立場にあったなら、ですけど でも、こう考えるだけでも、今いる相手に失礼ではないですか どちらを選ぶか選択した時、決断した時、そこにまだ、後悔はありません、存在しません 後悔とは、結果だからです 後悔が結果であるならば、正しい捉え方があります それは、次にどうすれば、この経験を体験を活かせるのか、こう考えることです 後悔とは

          ちっちゃなちっちゃなこえ

          ほんとに ほんとに ほんとに ちいさなこえで ゆうめになりたい そう さけびたい べつにちゅうもくされたいわけじゃない ちゅうもしてほしいわけじゃない だけど だけど だけど ちっちゃいちっちゃなこえはどこにもどこにも とどかない きづかれない きづかぬうちにふみつけられて こなごなになって くだけちって なくなっていく きづかずにふみつける こなごなにする そうされたから おれもおおきくなったら きっとおなじことをする ごめん、きづかぬかった ごめん、そ

          ちっちゃなちっちゃなこえ

          ガザ

          貴方は、そこで行われている何を、問題だと捉えていますか? イスラエルがガザに攻撃を加えている事ですか? イスラエルに味方することも、パレスチナに味方することも、等しく危険であることを理解していますか? 攻撃そのものを非難することだって出来るんですよ それでは問題解決にならないだろう、そう思いますか? 貴方は、何を見て、心が揺り動かされますか? 罪もない人たちが、攻撃にさらされて、泣き叫ぶ姿なのではないですか? だとしたら、歴史問題なんて関係がありますか? 攻撃を

          裏社会

          裏社会と聞くと、人は悪いイメージしか浮かべない 実際、僕も、怖いイメージしかない でも、見方を変えてみたいと思った 「ここは、なんですか?」 「おまえの空想だよ」 「なるほど。じゃ、何をやっても自由か」 「勝手にしなよ」 「なんか、みんな、楽しそうですね」 「そうか」 「怖い見た目の人と、弱っちい見た目の人が、共に、楽しそうに話してる。住み分けがされていない」 「必要ねえからな」 「どうして?」 「必要か?」 「弱っちい見た目の人は、怖い見た目の人に食い物にされる、そん

          憧れのハワイへ

          そういえば、ふと思いだした。 妻と二人で、ハワイ行きの飛行機の搭乗待ちをしているとき、一組の若いカップルがガラス越しの飛行機と滑走路を眺めながら、はしゃいでいた 「楽しみだね」 「めちゃくちゃ楽しみだね」 突然、彼女のほうが、過呼吸になり、彼が彼女のことを横にさせながら、 「大丈夫だよ、大丈夫だよ」 そう、声をかけていた。 彼は、その状況に、ひとつも慌てる様子を見せなかった。慣れているのが伺えた。 彼女のほうは、涙を流しながら、彼に何度も何度も、 「ごめんね。ごめんね。私の

          憧れのハワイへ