「辞めたいって思うこと、ありますか…?」
いつもお篠を応援してくださっている皆様、ありがとうございます。
直近のライブの感想が長くなりそうだったのでnoteの方で投稿させていただきます。
タイトルびっくりするよね。ごめんね。
よく話題に上がるこの言葉が今回の文章とリンクする内容だったので、私なりの答えとして載せさせていただきたいと思います。
9月のライブが終わりました。
最後のライブを終え、時刻は22時を回ったところ。ゆらゆらと電車に揺られています。
3号車。やっと籠原止まりじゃないところに乗れた。
この時間の電車はまだ疲れた顔をしてる人が少ないような気がする。寝てる人はたくさんいる。
それぞれの今日があって、それぞれの明日がある。
ギターがそばにいるからか、同じ様にギターを持っている人には親近感が湧くのに、その他の人たちと自分との間には壁を感じてしまう。
そりゃ私にも普段の生活があるはずなのに、どこか踏み込めないような、あっち側という気持ちがひょっこりと顔を出す。
おんなじ人間なのにね。変なの。
少し前のこと。
「夢が叶うといいね」
というお手紙をいただいたきました。
別の方からは、
「いいね、シンガーソングライター。夢見てる感じで。」
と言われました。
夢かぁ…と、改めて考えさせられる。
疑問に近い感覚。いっそのこと全部夢だったらいいよね、なんて考えたりする。
スポットライト、スモーク、スピーカー、チケット、ドリンク、マイク、歓声、拍手。
ライブの度に、あの空間は限りなく夢のようでいて現実だなぁと思います。
奇跡が起きたり、ステージ上の悪魔に全部吸い取られたり、本当にいろんなことが目まぐるしく起こる。
大きなものを掲げるということは、自身の成長のためにも必要なことなのかもしれない。
もしかしたら人はそれを目標だとか夢だとか呼ぶのかもしれない。
じゃあ私の夢は一体なんなんだろうか。
こういう時、どう応えるのが正解なんだろうか。
こんなことを書いている時点でまだまだ青いのかもしれないとも思う。
人前に立つ資格もないのかもしれない。
でも今思っていることをしっかり残しておきたいと思う。
飽きが来て、忘れちゃう前に。
ネットの海に転がっている文章を読みながら、ヒントを探して探して。
そもそも自分の好きや楽しいという気持ちは一体どこにあるんだろうかと考えてみました。
たぶん私は曲を作るのが好きなんだろうなと思います。自分でアレンジできたらいいなと思ってドラムの教室に通い始めるくらいだしきっとそう。
新しい感覚の歌詞ができた時、すごくすごく嬉しい気持ちになります。
もしそこがピークなら人前で歌う必要なくない?と思うかもしれない。
でも、そうじゃないなと感じるのは、きっと人が好きだからなんだと思います。
ライブ終わりに人と話している時間が好き。
ライブ中に呼応した言葉や気持ちが好きだから、今でもライブ活動を続けているんだと思います。
今日のMCでも言いましたが、曲は自分が作って終わりではなくて、聴いてくれた人の感情が混じって初めて完成するものだと思います。
だから辞めない。(辞められないに近い)
本題に戻りますが、夢とは目標とは一体なんなんでしょうか。
そんなんでいいの?だめじゃない?なんて思われるのが怖くて今まであまり言えなかったけれど、私はきっとこの生活を続けることが夢であって目標なんだろうなと思います。
近い将来生きるのもやっとかもしれない。
ご飯が食べられなくなってるかもしれない。
喉が使い物にならなくなってるかもしれない。
だから毎日が贅沢で、夢のようで、紛れもなく現実なんだと思います。
この先いいことも悪いこともきっとある。
けどそれは私の一連の楽しみの外で起きることだろうから大丈夫。
もしかしたらステージに立てなくなる日が来るかもしれない。それでも、たとえどんな形であろうと、生み出すことは辞めないと思う。