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2nd mini Album「溜め息の余白」リリースツアーの余白

ツアーを終えて、いつの間にやら何回目かの夜が来てしまいました。

数日間のことを反芻しては、余計な感情が入り混じってしまってどんどん補正がされているような気がしたので、ここらで一気にまとめてみようかなと思います。

長文ですので、お時間ある時に読んでいただけたらと思います。
相変わらず自分語りでしかないので、苦手な方は画面をそっと閉じていただけたらと思います。




まずはツアー前、そして最中、数々の応援をいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。

そして何よりも、ツアーの手筈を整えてくださった 前田和亮さん、そして音処きしんさんには深く感謝申し上げます。

お陰様で無事に自身初のリリースツアーを終えることができました。



正直、CDのリリースも、ツアーも、とにかく腰が重かったです。

やってみたい、やったらなにか変わる、そう思ってはいたけれど、すでに抱えきれずに溢れているものが多すぎたため、これ以上増やすのは無理だと思っていました。


「ライブのこと、日々の生活のこと、いつかはその2つを両立できるようになるんだろうか。」

「遅かれ早かれ、どちらかを選んで優先する日がやってくる。」

なんてぼんやりとした不安の中過ごしていました。




ツアーで群馬へ歌いに来た人たちを何人も見てきました。言葉を交わして、あるかわからない次を約束して、歌を歌って、お酒を飲んで、笑いあって。

そこにはそれぞれが抱えてるものがあって、現実があって、夢もありました。


そんな日々の中、ツアーに行くと決まったのは今年の1月。7ヶ月後という遠い約束ができました。


7ヶ月もあればいろんなことができるぞ!と思っていたのですが、想像以上に日々は忙しなく過ぎて行き、あっという間にツアー当日を迎えていました。


すごく端的な言葉になってしまいますが、ツアーに行ってよかったです。

そして、行ってみて何が変わったかと言うと、群馬でのライブに対する気持ちです。


自分という存在を応援してくださる方々が後悔しないように何ができるのかを日々考えています。きっと多くのアーティストがそう思っているのではないでしょうか。

それは当然、ライブや人間性、外見、全てひっくるめてのものです。

そうは言っても、人の全てを愛することはできません。
でも、理解しようとする人間でありたい。
そして、自分の周りにいる人もそうであってほしいと思っています。(そうじゃなくても全然問題ないんだけどね。)

だから言葉で伝えるし、文字で残したりします。
今回の文章もその一つです。
そうやって自分を受け入れてくださった方にいったい何が返せるんだろうと考え続けています。

活動の中で、前回と言われるライブを知っている人達が再度私を観に来てくれる。それは当たり前ではないし、とてもありがたいことです。

だからこそ、前回のライブより良いライブ、そして価値のあるライブをしないといけないと思っていました。


毎回毎回、ずっとその繰り返し。だって今日という日が最後になるかもしれないから。


前回よりよくなかったと思われないため。だめでもそれはそれでまた違って良かったと思ってもらうため。


ここ何ヶ月かスタジオに入る頻度がべらぼうに高くなって、曲を作る頻度も高くなりました。

擦り切れ始めたの5月。

そこから落ちた6月。

どうしたらいいのか悩み始めた7月。

そうして迎えた8月。



ツアー中、前回のライブを知らない人達とたくさん会いました。



とっくの昔に自分と周りを比べるのはやめていました。でも、前回を超えられない自分を受け入れることはできませんでした。

そう焦っていた私が、自分の声や歌詞、そして篠という存在の良い部分の輪郭を改めて感じとって、それを前面に出さないといけない日々でした。


私が、私でいいと思えるのはきっとまだ先なんだと思います。

まだまだやらなきゃいけないこと、やりたいことがたくさんある。

だからこそ自分のだめなところに目を向けがちですが、それを潰すより、良いところを伸ばしに伸ばしまくることが、きっとこの先何倍も活きてくる魔法になるんだと思います。

そして、良さを伸ばせば、それを活かすためにだめなところが治っていくのだと思います。



ほらもう怯える必要はない。
怯えて吠える必要はない。



誰しも多くを抱えていると思います。
最近まで社交不安障害というものを抱えながら生活していました。あぁ、これが原因であれもこれも出来なかったんだな…とわかってから自由になりました。

きっと大丈夫です。

月並みな表現になってしまいますが、見方が変われば世界は変わります。



多くの方に見守られながらツアーファイナルを迎えることができて本当に嬉しかったです。

私は、群馬のシンガーソングライターとして歌えていることを誇りに思っています。

ツアー中、私を受け入れてくださった箱、人、そして数日間を思い返しながらこの文章を読んでくださっているあなた、本当にありがとうございました。

これからも何卒、お篠をよろしくお願いします!(*‘ω‘ *)

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