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dear diary

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ねぇきいて日記ちゃん。わたしの頭の中。
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#わたしの感情はわたしだけのもの

スウィート・ノベンバー

美しい記憶を大切に遺したい? 汚くても生々しくても全てを刻み込みたい? 自分が消え去るの…

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dear diary 20241113

たとえば、 やさしい嘘のなかで嬲られながら生かされるより、 いっそのこと一思いに、激しい真…

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To me 20240811

わたしのなかの山荷葉 永い心の雨を吸い込めば しあわせと呼ばれる花弁は透明に 雨にうたれて…

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dear diary 20240323

これはフィクション。 5歳の時に聖書を学びたいと思った女の子 凶器なほどの正義感に囚われ…

dear diary 20240402

一瞬浮いたりまた沈んだりしながら、 やっぱりわたしの命というのは、18歳からずっとアディシ…

dear diary 20240204

車に寝転んで窓から見える空  粘土をこねるみたいにどんどん形を変えていく雲をずっと眺めて…

dear diary 20240325 パンのかけらをわたしに、光る小石をあなたに。

陽が東へ沈む国で生まれた者がいた 星に逆らう人を止める事はしない あなたももう、行くのでしょうか 陽が西から昇る朝に月を追うのはわたし 一緒に沈みゆくのをどうか止めないで あなたの手も触れずに行こうか 石橋を叩いて叩いて叩いて壊す もう戻らないで 追うこともしないから 前も見ず歩いて歩いて歩いてただ歩いた先 もう戻れないな 道なんて覚えていないから わたしの落とした紫色の影をどうやって見つけたの 見えない目で、子どもみたいな指で、ざらついた声で つかまえないで こんな

dear diary 20240424

最近の考えごとで、たくさん自分のピースを拾った気がする。 でも、おかしいんだよ。 いっこ…

dear diary 20240427

嘘ばかりの世界で 嘘みたいな本当を両手に抱えて まじりあうように 気づいた嘘も本当にしてし…

dear diary 20240625

時々、暗闇の底無しを永遠に落ち続ける夢を見る。 いろいろな種類の不快な夢に滞在しなければ…

dear diary 20240628

砕かれた心臓のかけらたち きれいに並べて鑑賞会 ひとつひとつの嘆きを瞬きを 慈しむように味…

dear diary 20240630

6月が終わる。 この1年、今までに経験したことのないほどの体調や心境の変化があって、 自分…

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dear diary 20240703

いいの 夏なんて大嫌いだから 小さな頃から夏が嫌い だけどこの冬は長すぎた 芯まで凍ってぱり…

dear diary 20240910

最近触れた作品から、その内容とはあまり関係ないのだけれど、 16のときに知り合った子のことを思い出した。 折に触れて思い出すあの子のこと。 わたしの記憶がいつか壊れても、日記ちゃんは覚えていてよね。 絵里は同じクラスで、斜め後ろの席に座っていた。 首席で入学して、男子生徒が声をかけるのを躊躇うほどの美人。 いつもたくさんの女友だちが席を囲んでいたな。 (思い返すといつの時代も雑魚なわたしに近づこうとしてくれるひとは、首席クラスで人格者で人気者だったのはなぜだろう。 わたし