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AI活用の入り口:プロンプトの基本-その4-具体例②

前回に引き続き、2つめの例を紹介します。
「種類・ジャンル」に注目して、似た言葉で似た質問をしてみます。

「季節」の同じ種類・ジャンルの言葉は…

**同じ種類の言葉**としては、以下のものが挙げられます。
1. **気候**
2. **天候**
3. **暦(こよみ)**

この中から「気候」「天候」を使ってみましょう。
①夏の気候ってどんなもの?
②夏の天候ってどんなもの?

まずは①

夏の気候は地域によって異なりますが、一般的に次のような特徴があります:

1. **高温**: 夏は一年の中で最も気温が高い時期です。日中は30℃を超えることが多く、特に都市部ではヒートアイランド現象でさらに暑くなることがあります。

2. **湿度が高い**: 日本の夏は湿気が多く、蒸し暑い日が続きます。湿度が高いと、気温以上に体感温度が高くなり、不快感が増します。

3. **雨が多い**: 梅雨明け後も、夏は夕立やゲリラ豪雨といった短時間の強い雨が降ることがあります。台風も夏に発生しやすく、特に8月頃に日本列島に接近することが多いです。

4. **強い日差し**: 夏は日差しが強く、紫外線の量も増えます。日焼けや熱中症に注意が必要です。

5. **長い日照時間**: 夏は日が長く、夕方でも明るい時間が続きます。これにより活動的になりやすい季節でもあります。

これらの特徴を考慮して、熱中症対策や雨具の準備が大切ですね。

そして②

夏の天候は地域によって異なりますが、一般的には以下のような特徴があります:

1. **高温**: 夏は最も気温が高く、日中は30℃以上になることがよくあります。特に都市部では、ヒートアイランド現象によって気温がさらに上昇することがあります。

2. **湿度**: 日本の夏は湿度が高く、蒸し暑い日が多いです。湿気の影響で、体感温度は実際の気温よりも高く感じることがあります。

3. **降水量**: 夏は梅雨の時期が終わると、降水量が減少することが一般的ですが、突然の夕立やゲリラ豪雨が発生することもあります。また、台風シーズンでもあるため、特に8月には台風が接近することがあります。

4. **風**: 海に近い地域では、海風が涼しさをもたらすことがありますが、内陸部では熱風が吹くことが多いです。

5. **晴天**: 多くの日で晴れた天候が続くことが多く、特に梅雨明け後は日照時間が長くなります。

このような天候の特徴から、夏はアウトドア活動や海水浴に適した季節ですが、熱中症や紫外線対策も重要です。

違い…わかりますか?わかりにくいかも…
私もこの2つの回答の違いがピンと来なかったので、前回同様に聞いてみました。
「今、私は「気候」と「天候」を使ってそれぞれ質問をして、あなたは回答をくれました。どのようなことに気を付けて回答してくれましたか?」

その回答がこちら!

「気候」と「天候」は似ているようで異なる概念なので、それぞれの質問に対して適切な情報を提供するために、以下の点に気を付けました:

1. **定義の違い**:
  - **気候**: 長期間(通常は30年以上)の平均的な気象条件を指し、特定の地域の一般的な気象パターンについて説明しました。
  - **天候**: 短期間(数日から数週間)の具体的な気象条件を指し、特定の日の気象状況について説明しました。

2. **情報の具体性**:
  - 気候に関しては、長期的な傾向や季節ごとの特徴(温度、湿度、降水量)を強調しました。
  - 天候に関しては、特定の状況や変化(例えば、突然の夕立や台風の影響)について具体的に述べました。

3. **地域差の考慮**:
  - 日本の夏の気候と天候の特徴について話しましたが、地域によって異なることを認識し、それに基づいた一般的な説明を心がけました。

4. **分かりやすさ**:
  - 専門用語を使いすぎず、誰でも理解できるように簡潔で分かりやすい表現を意識しました。

これらの点を考慮しながら、質問に対して適切な回答を提供するよう努めました。

「気候」に対しては平均的に、「天候」に対しては具体的に、ということを意識してくれたようです。
日本人でも区別に迷うような言葉をしっかりと使い分けてくれます。
もちろん、日本人より日本語に詳しいです。(笑)

前回はとても分かりやすい違いでしたが、今回はパッと読んだだけでは違いに気づけない例でしたね。
ただ、それでも「どの名詞を使うとどう変化するのか」を考える大切さはお伝え出来たと思います。

あなた自身がどのような答えが欲しいのかを示すために大きなカギとなります。たくさんの言葉を知っていることやそれぞれの違いを理解していることは様々な場面で重宝される知識です。
作家さんや表現者は特に強いでしょう。
また、学校でいわゆる文系・理系とくくられますが、文系の人にとっては理解しやすいテーマかもしれません。

AIに詳しい人は口をそろえて言います。
「これからは文系の時代だ」
それはプロンプトをうまく使いこなせる傾向があるのは、文章を得意とする人たちだからです。

今まではプログラミングなどシステムができる人が強い時代でした。
そこに立ち向かっていける能力がAIによって簡単に身に着けられる時代です。私は完全なる文系なので、とてもワクワクしています♪

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