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ワーママになってから初めての出張をした
一泊二日で工場出張に行ったので備忘録。
キャリア関連覚え書き、先輩ワーママからのtips、子離れできていない母の心の動きのメモ、4歳1ヶ月ママっ子娘の反応など。
①キャリア面
世渡り編
・対面で工場経理の方々とワークショップを設定してもらって初めて、自分の仕事に関わるキーパーソン:T木さんを把握していなかったことを知り大後悔。T木さんはあと半年で定年退職。技術畑の人かと思っていた。悔やんでも悔やみきれない。もっと昔から存じ上げていたら弟子にしてもらって工場の原価計算を学べたはず。
・自分の上司・所属部署は出世ルートに乗っていないことをうっすら認識。どうしよう。
・飛行機にて先輩ワーママと席が隣になり、ワーママの本音など話すことができてよかった。普段の出社日はお互い最大限の効率化をして嵐のように退社するので、深い雑談に入っていく余白がなかったから。親子共に健やかであるという前提なら、在宅勤務さえ保証されれば小学生になる頃にはハードワークでもまわせるという感触を得た。また先輩の話によると自部署→本社経理は異動希望が通りやすそう。異動希望は娘が小学生になり生活が安定した頃がベストか。工場経理には手を上げればいつでも異動できる状況だけど、在宅勤務制度がないので難しいか。在宅勤務ができれば異動してみたいけど、それでは人間関係も築きにくいし異動する意味も半減すると思うし。
・先輩は保育園時代はフル→小学校になってから時短にされたらしい。小学校のほうが保育園時代に比べると行事のための半休が増えたため、だそう。現在は時間休やコアなしフレックス制度ができたためこの点の心配はあまりいらないと思うとのこと。
自己研鑽編
・工業簿記かじっておいてよかったと胸をなでおろす場面多数。勉強継続の方向性に確証を持つ。
・製造原価計算の側面からキャリア構築していくのがこれまでの自分の経験が活きる方法の一つではあるが、自分はどの分野に強いFP&Aになれるのか、ぼちぼち目標像を定めたいところ。
②子育て、生活スタイル面
泊りがけ出張による子育てからの解放/不安
・娘はママっ子のためこれまで夜家を空けたことはない。計算してみると出産前から数えて約1500日ぶりの夜間外出。娘にとっては初めてママと離れて過ごす夜(出張中はパパが対応)。
・懇親会では「四年分飲もう」と言っていただき浴びるほどお酒を飲んで満足した。
・よく考えると妊娠と同時に緊急事態宣言となり、そのまま出産へと突入したので四年ぶりではなく五年ぶりの飲み会だった。一年分不足。
・久しぶりで嬉しい気持ちもあったし、娘が泣かずに寝られただろうかと不安な気持ちも大きかったので、飲み会に全力を出して(?)不安な気持ちを忘れようとお酒をたくさん飲んだふしもある。
・酔っ払って一人でビジホの広い快適なベッドで寝て一人でゆっくり朝風呂に入ったが、すごく不安ですごく寂しかった。
・夫からは一切娘の様子について連絡が来なかった(懇親会中に色々送っても気が散ると思ったらしく配慮してくれた模様)。私も、様子を聞いてみて「ママがいないと言って泣いています」と返事が来たところでどうしようもできないうえに自分の不安が増すだけだから、連絡しないようにしていた。かといって「機嫌が良いときだけ連絡して」とお願いしてしまっては「連絡が来ないということは泣いているのかな⁉」と心配してしまうだろうし、「早く帰って私が寝かしつける」などの選択肢がとれない距離にいる時は、連絡する/しないを夫に完全に預けておいたのは悪くないやり方だと思った。様子がわからないので不安も残るけど。シュレディンガーの寝かしつけ。
飲み会への所感
・楽しかったが飲んで騒いでエネルギーの消費も激しいと実感。ただでさえ育児中のため自己研鑽に割ける時間が少ないため、今後飲み会に行くとしても数を絞ると思う。(エネルギー配分の問題上)
娘への対応
・腕にお守りマークを書く。寂しくなったらそれを見てもらう。
・帰宅時お土産として大好きなキャラクターのシールをプレゼント
・出張前に有給取得し保育園お休み。(基本保育園嫌いのため、母の出張中疲れさせないよう)
・出張後にご褒美旅行with大好きなジィジバァバを設定
娘の反応、私の気持ち
・ママの不在中は、パパと問題なく生活をした様子。機嫌も良好。泣くこともなし。
・私の帰宅後は10段階中8ほどのぐずりが続く
・出張翌日は明確な登園渋り(珍しい)
・以上のことから出張中は娘もとてもがんばってくれたのだと思う
・帰宅後の寝かしつけでは母子供にテンションアップ。愛情を伝え合う。
・キャリアはとても大事だがしばらくは一晩たりともこの子と離れたくないと思った
今後夜に家を開けるか
・具体的には飲み会に参加するかということだが、たぶんしない。理由はシンプルに娘が「ママには夜から朝までいてほしい」「いないのは嫌」と言ったから。まだ親を必要としてくれるうちは喜んで一緒にいさせてもらおうと思った。会社はあと20年以上は勤めるので。子育てはここまで濃くママを求めてくれるのはあと数年だろうし。
③その他 主に旅行としての記録
出張翌日はフライトまでの時間を利用して、工場にいる元同僚に車を出してもらって観光に連れて行ってもらった。みんな暖かくて昔と変わっておらず懐かしく嬉しかった。
スタバに入った。おじさんたちはスタバ初体験(!)。一番小さいサイズって言ったのにコーヒー多すぎない!?と驚くおじさんたち、愛おしすぎる。
土地に対する感想
・I市駅前は道幅が広く建物の背の高さも揃っていて気持ちいい雰囲気。道幅が広くスッキリした(でも物寂しくはない)雰囲気の道路は郊外に行っても続いていて、新しいイオンモールも建ち、寂れゆく雰囲気もなくこざっぱりと暮らしやすそうな印象。
・改めて工場経理への異動希望を出したいと思う。テレワーク、フレックスなどの制度の面で難しいけど。
・川の水量が多かった。素晴らしい。
・ジュンテンドーを見かけた。ナイトスクープに出てきたホームセンタージュンテンドー、実物を初めて目にして興奮する。
窯元
・工場近くにある、ずっと行ってみたかった窯元に行く。SNSでフォローしていた陶工さんにお会いでき、話を聞く。仕事、ひいては日々の生活の繰り返しの中に祈りを組み込み、個々の存在を認めながら、時にはそれが自分にとって不都合なものでも、全てを内包するその在り方を「了解する」という話。民藝には詳しくないけどとても心にストレートに入り込んできた。ショップでは憧れの皿を大量買い。大切に大切に、たくさん使います。陶工さんのお話が自分にとって自然に受け入れられたので、もう少し詳しく知りたいと、窯元の理念に関する本を図書館で予約。普段の私は「ワーママ」「キャリア」で忙しく人生に余白が欠如気味で、仕事に直接関係のない本や映画を読む/見ることはまずほとんどない。けど、そんな中で読んでみたいと思える、人生の余白を取りたいと思える出会いがあったことが嬉しかった。
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飲酒と私
・久しぶりの外泊、飲み会はやっぱり楽しくて、それを引きずり、帰り道に銀だこバルに寄って一人でシメ宴会をやってしまった。(銀だこバルはいつも気になっていたけど娘と入りづらいから素通りしてた。入れて嬉しかった)