おはなしきいてよ!

私は人見知りの割に、家ではよくしゃべる方です。
悪癖なので直さなければと思っているのですが、タイトルの言葉を口に出してみて、なんかしっくりきました。
多分私は、母に話をしっかり聞いてもらいたかったんだと思いました。

「ゆうてんちゃんは聞いてもらいたいことがいっぱいあるんですね。本当によくしゃべります」

これは、小学生のころ通っていた公文式の先生が母に言った言葉です。
多分、私は多動っぽいところがあって、昔から頭が常に忙しいです。
しゃべりはじめたら、頭が高速に回転するらしく、会話する際には母がついてこれなくなるらしいです。私とラリーするみたいに会話できるのは家では弟ぐらい。
また、昔から母は仕事に忙しく、話を聞いてもらうということがありませんでした。
たぶんですが、子供って小学校ぐらいまで親の顔色をものすごく見るんですよね。
「おかあさん、今日とても疲れてる?」
「おかあさん、お仕事のことでイライラしてるから、今話しかけちゃだめなんだ」
「おかあさん、おばあちゃんとお話したらとっても怒るから、おばあちゃんと仲良くしちゃだめなんだ」
多分、中学入るまでは親の顔色をすごく見て、こんなこと考えてたんだろうな、私。
うちは母が姑である祖母との折り合いが悪く、祖母は初孫の私をだいぶかわいがってくれたのですが、お菓子一つもらうことですら、母の機嫌の地雷を踏みぬくような家でした。母は家にいたくなくて仕事の量を増やしていたと本人から聞いています。ちなみに、「私が子供に何もしてないと思われてる!!!」だったらしいです。そんな理由でチョコレート一箱、知育菓子一つもらっただけで激おこぶつけられてた私、可哀想だな。
私が中学入る前に、祖母との同居解消して精神的にだいぶ余裕が出てきたみたいですが、中学校入ってしまえば、友達との関係が大事になりますから気にならなくなりましたが。
やっぱり母に聞いてもらいたいって気持ちはどこかに残っているようで、今も母が何かしている横でしゃべっていると、やっぱりながらの上の空の返事が返ってきて、一人で勝手に傷ついてます。(笑)

「ごめん、今耳に入ってないからながらの返事になるけど、聞いてるよ」

それは聞いてないっていうんだよ。

なら、「今聞けないからもう少し待って」って言ってくれればいいんだが。
さっきもそれされたので、今部屋にこもって思いのたけを書いてみました。
ちょっと泣きそうになってるので、やっぱり自分の悲しいことの一つなんだなと再認識。
最近は上記のようなことを言われたら、会話そのものを止めます。母も人間なので、聖母のような慈愛を期待したら、ずたずたに傷つくので。
父相手に、父の知識を引き出すような会話をしていた方がよっぽど精神的に楽です。古伊万里ってどこのだっけとか、地名の由来の話とか。
多分、気質は母と一緒の苛烈系なので、穏やかな父の傍は本当に居心地がいいです。
さて、今週はすさまじく忙しかったのですが、今日は研修会を入れていたのをすっかり忘れていたので、ちょっと化けの皮をかぶって一日行ってきます。

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