初めての記事が自己紹介のようだったので なんとなくそのままでいいかと思っていたけど やっぱりなんだか違う気がして 自分のことを書いてみることにする。 このnoteの登場人物 私 両親 祖父母 妹 姪 私の大事な家族 これまで出会ってきた血縁やそうでない人たち 私という人間 母親との愛着障害が原因で満たされないまま大人になった人 自分が何者か未だに分からない人 アダルトチルドレン(ヒーロー&ケアテイカー) 未診断の妹を保護してきた姉 ケアテイカーにあ
父は公務員、母は事務員。 結婚と同時に新築した家に祖父母と同居する、 昭和のごくごく一般的な家庭に生まれた。 いちばん小さい頃の記憶が3歳なので、それ以前のことを私は知らない。 知りたかった時期もあるが、聞きたくても聞いてはいけない気がした。 物心ついた頃には、私はすっかりおばあちゃん子に育っていた。 昭和の公務員という職業は、一生を保証された仕事だったので、 私たち姉妹は金銭的には何不自由なく育ててもらった。 とはいえ、好きなものを買ってもらえたか、 行きたいところに連れて
私の中にはいつも小さい私がいる。 小さな私はピンクと紫が鮮やかなきれいな着物を着てせてもらい、 髪を素敵に結ってもらって、くちびるには真っ赤な紅をさしている。 私は3歳。 いちばん幼い記憶は、七五三詣りのその日である。 私の七五三の記憶の中に、母の面影はない。 当日私を連れて出かけてくれたのは、父と母方の祖母だった。 七五三詣りに母がいないことが寂しかったのかどうかは憶えていない。 母は妹を出産したばかりで、私の七五三には付き添えず、 自宅で私たちの帰りを待っていた。 私