永遠より長い一瞬 2

 高校生になったころコロナの関係で、最初の二か月は完全に自宅待機でした。家の中でできる欅坂に関することは、やりつくしたと思っていました。なのでこの時期は乃木坂さんも少し見たりしていました。この時期に見ていたのもあり、今でも乃木坂さんでは四期生さんたちが好きです。幸せの保護色のころですかね、その後も新曲が出るたび、表題曲は聞いていました。
好きな曲はごめんねFingers crossedとサヨナラStay with me、毎日がBrand new day、君に叱られた、泥だらけ、心にもないことなどです。もちろんこのころも欅坂の曲は聞いていました。
 高校が始まるとお小遣い制になりました。これが大きな変化でしたね。1か月3000円という平均?ぐらいをいただいていましたが、テストでよい順位をとるとプラスでもらえるという制度に頼んで変更してもらいました。学年順位が10~5位で次の月のお小遣いが5000円、5~1位で1万円というお小遣いにしては破格の金額でした。それもあって勉強は頑張っていました。
 幸い高校生にとっては十分と言えるほどの資金を得られた私は、ライブBlu-rayを集め始めました。幸か不幸か、新しいシングルが出なかった時期であるので、Blu-rayのためだけにお金を使えました。最初に購入したのは東京ドームでした。おそらく今までで一番見たライブじゃないのかな。ピアノとてち、ガラスから始まる強烈なライブ。風に吹かれてもの楽しそうなメンバーたち。魂のこもった不協和音に計り知れないの感情が詰まった角を曲がる。何度見ても涙が止まらないライブ。最近も見ましたが、東京ドーム後のだれも予測しなかった怒涛の出来事に、櫻坂での活動、さらには卒業したメンバーが各々活躍している今を知って見る東京ドームは、より深い感情を呼び起こしてくれました。特に二人セゾンはやばかった。だからこそ感情というものは、二度と出会えない儚く美しく、その時々の一期一会の感情を大事にしないといけないなぁと感じました。
 その後欅共和国2018も購入し、さらに夏休みに入ったころに欅共和国2019が発売され、部活終わりの土曜日にタワレコまで買いに行きました。最近この二つは見れてないなぁ。当時はこの三つを家族が全員家にいない隙を見つけては見てました。心の健康が危ぶまれたときはこのBlu-ray達に救われていました。どこにぶつけていいかわからない感情を発散させる場はライブでした。
 少しして、より一層私に欅坂へ敬愛の念を抱かせてくれた映画が公開された。僕たちの嘘と真実。一人で部活終わりの真夏に、電車に揺られて初めて遠くの映画館(近くの映画館では公開しなかった)に見に行った。
 このころには改名も発表されていて、一度映画公開が延期になったこともあり、どういうドキュメンタリーなんだろう。と思っていました。あの映画館での体験ははっきりと覚えています。何度も見たいと思っていたのでその日は2回見ようと思っていましたが、一度目を見終わった後、とてもそんな心理状況ではなかったので一度見て帰りました。精神的な苦しさに涙が止まらなくて、でもより一層敬愛の感情が浮かび出てきました。何回も見に行こうと公開前は思っていましたが、結局2回しか見に行けませんでした。でも
何度も見れるほど当時の私のメンタルは強くなかったと思います。強くないより、脆くなってたという表現のほうが近いかも。
 その後永遠より長い一瞬が発売され、なんとも不思議な気持ちになりました。新曲だけどこれが最後かという。誰がその鐘を鳴らすのか・10月のプールに飛び込んだ・砂塵・コンセントレーション・カレイドスコープ・dead line この6曲は特に思い出が深いです。欅への愛が深くなって初めてリリースされた曲でしたから。
 ここに至るまで家族を含め誰にも欅坂を応援していることは言っていませんでした。私の最も大事にしている心の思い出と存在だから、もし批判されたら怖いし、その人のことを嫌いになってしまう自信があったから。たとえ家族であっても。でもラストライブの日程が公表されたころ、どうしても見たい、見なければいけないと感じた。だけどクレジットカードなんてないし、見る方法がそもそもわからない。家族に頼るしかなかった。想像できない人もいるかもしれないがとても勇気がいる行動でした。でも欅坂には勇気も含め本当にたくさんの感情を教えてもらいました。本当に好きだった。だから母に言いました。
「欅坂46というグループが好きでそのラストライブがどうしても見たいから、手伝ってください」と。幸い私の母はとても理解があり、私のことを肯定してくれ、深く聞くようなこともしないでくれた。とても感謝しています。
 10月12日(月)10月13日(火)感想は語りません。これを読んでいる人に伝えるようなことじゃないしみんなそれぞれの感想を持っていると思うから。誰かのその純粋な感情に私の感想を交わらせたくないし、私もこの感情を一生大事にしていきたい。あの日の感情は二度と感じられない。だからこそ純粋なものでありたい。一生分泣いたと思うほど泣いたな。Day1もDay2も。
 今回はここまでにします。ちなみに欅坂46が出演したさいごのテレビ番組SONGSの録画はまだ見れてません。(笑)いつ見るんだろうね。
 書いてて思ったけど本当にすきだなぁ欅坂
 

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