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2020年を統計学でみる

2020年については、以前からなにやらある年だと噂になっていた。いったいどうなるのだろうと期待半分、不安半分で断捨離をしたり、10年日記を始めたりしていた。

どういうことを聞いていたのか、記しておく。

2020年は『庚子年。かのえのねどし』

庚とは金属のことで、現代風にはアンテナ、受信機、ひいては直感、ひらめき。または金、鉄ともいわれ、刀剣、行動、攻撃…などと意味される。
子年は種子、種の意味。これから発芽する。原点。一番初めの年。
庚子年は大きな変化がある年だということ。

2020年は、新しいビジョンをもちパラダイムシフト(社会の思想や価値観が劇的に変わること)の原点として、これから20年~30年どうなりたいかを意識すると良いと聞いた。



ちなみに、2019年は己亥(つちのとい)で、余計なものをそぎおとす、不要なものを手放す、人間関係を見直す年だったそうだ。

2018年.2019年.2020年は「異常干支」と言われる年で、異常干支には、想像を超えた急激な変化が起こると伝えられている。

かわって星占学でも

2020年は、特別な年と言われており
破壊、再構築の「冥王星」
具現化、実現の「土星」
発展、前進の「木星」の3つの大きな星がひとつの星座に集中して位置する(地球から見て)

そこから読み取れるのは、問題や課題にぶち当たり、前進せざるをえない、価値観を捨てて新しいものに転換する時だということ。それを受け止めることを求められる年。
数千年に一度の、強烈で非常に珍しい星の配置ということだ。

海王星は、夢の実現を何倍も増幅する魚座の配置で、天王星は大変化を現している。
戦争の神である火星の介入で、戦闘的なエネルギーが決断や行動を促す。
2月中旬から3月末まで火星が山羊座を通過するため、もし意欲的ならば新しい基盤への転換に、火星は好条件に働き発展の実現につながる。
けれども、火星がおひつじ座に停滞する7月~12月には不調和から、忍耐力の欠如や緊張をまねく恐れが強い、と。
2019年のアプラス星解析より。



私は占いはあんまり見ないのだけれど(当たっても外れてもすることがないから)とにかく、2020年はエライこっちゃというのは、あちこちからの情報として認識していた。

統計学ってあなどれない!

このような特別な年のまえに、特別な大嘗祭が行われるということで(大嘗祭とは、天皇陛下が即位する年にだけ行われる新嘗祭)

私も何十年に一度しかお目にかかれない、取り壊し前の大嘗宮を日帰りで東京まで見に行った(おのぼりさん)

古代から続く謎多き秘儀である大嘗祭は、この科学の進んだ現代においても、日本という国家の根幹となる儀式なのですぞ。

誤解を恐れず、我ら日本の最重要神事をざっくばらんにお伝えする。


大嘗祭では、即位した天皇陛下が初めて天照大神にお会いするのだ。
高天原から降臨した天照大神と、亀の甲羅で占った土地で収穫したご飯を一緒に食べ(共饌)
お酒でおもてなしをする。
そして、そこにはお布団も敷いてあるとか、天皇陛下が寝て天照大神がその力を下ろすとか、いや天照大神が寝るので陛下は布団に触ってはいけないとか、色々言われているが

天皇が天皇たらしめるお力をそこで得るため(神々に日本の国のことをお祈りするため)に執り行う最重要儀式の内容は、その中に入った歴代の天皇陛下しか分かりようがないらしい。

儀式は夕方6時から翌朝3時まで行うとのことだが、実際にかかる時間は丸1日は軽いだろう。参列者は、大臣や議員や知事やら630人と聞くけれど、その何倍もの人々がじっと見守っているのは間違いない。

そのエネルギーは想像するだにすごい。

明治大学の教授が、大嘗祭の時間に『目に見えない力』の測定をおこなったら、トンでもない数値が弾きだされたとか。

これだけの時間と手間と国民の気持ちをのせて、天皇陛下は祈る。その力は本当にすごいと思う。
私はこういう儀式をきちんと繋げれる日本って、力があるなあって思う。

大嘗宮もさることながら、皇居は美しい場所だった。

2020年も半分にさしかかるけれど、個人的には良い年にしたいと思っている。

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