Vtuber　と　シャーマニズム

Vtuber はシャーマニズムの観点で見ると僕は理解度が上がる。
「いやいや、あんた中の人いるやん、キズナアイって？」とならないのはある一定の共感、いや「共知」を示しているのだと思う。
卑弥呼はトランスの権化だったとは思うが、それがいかに有り難いのかを説明してくれる人間が隣には居た。
説明係みたいな人が
「卑弥呼様は～～と仰っています。」
と、この説明係が極大化し、コメントでその虚構をまじまじと観察し、理解していく様はトータル的にシャーマニズムに似ていると僕は思う。
しかし、このVtuberシャーマニズムを「お約束」キズナアイ親分とか神格化していく現象は神話と神が同時生成されている。
これが初音ミクとの別離だと思う。
グラフィカルには設定されているものの「初音ミク」は各々の心に閉じ込められ、人格を持たない。本質的に偶像化されなかった。

初音ミク　→　イスラム系
Vtuber　　→　アミニズム系

初音ミクはあのビジュアルが…偶像ではないのか？という問いに関して言えば
あれは偶像ではない。偶像とは外に形にすることで「像」を成す。
キービジュアルとしての「初音ミク」はもはやこの場合の偶像とは言い難い。
Vtuberがその点偶像と言えるのは中身、人格とセットで享受できるかどうかにある

神が喋ったと考えてみるといい。キリストでもなんでもいいから…
そうしたらソレを即身仏のように信仰し、それを崇め、時を止まれ、私を癒せ、私を救え、私を愛せ　と願ってしまうのが人の性

簡単なオタク論でいうと
「俺の嫁、初音ミクかわいいんだがｗｗｗ」
「ワイの嫁、ハルヒがかわいいだが！！！」
「は？」
「あ？」
「オイコラぁ！」
「114514 」
みたいな感じに喧嘩になるので…お前らの嫁（神）偶像禁止な。というイスラム圏の解釈もわからなくもない。

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