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「俺よりも弱いヤツに会いに行く」の先に(囲碁団体戦優勝、最底辺クラスですけれど何か(*^^*)?)

何事にもまずは【参加】しない事には始まらない。イベントの朝は【起きる】事からもう闘いは始まっている。

囲碁の団体戦では、主将、副将、三将のチーム戦でそれぞれ相手チームよりも一つでも多く勝ち星をあげるべく三つの碁盤の上で石と石を「カチッ」とぶつけ合う。

我らが【DEAF MAP囲碁部】(もちょっと気持ちがアガる命名にすれば良かったかな、「目指せ、てっぺん!」とかさ)の初戦は、相手チームの副将欠席による、将棋でいうやらないけれど将棋を観るのは好きという【観る将(棋)】ならぬ、【観る碁】で幕を上げた。つくづく【起きれて】良かった(^^)v

主将を務めるSIMOさん、二段の実力を持つ高段者。いつもビシバシしごいて教えてくれる彼女の初戦の相手は五段!?
(囲碁のランクはプロ九段を頂点に、最底辺の20級以下と幅広く分けられる)

せっかくの観る碁だからと観戦していたが、「レベルが違う・・・」、自分だったら「まずは安心しときたい」と守る手を打たない。盤上の一角だけを見るのではなく、もっと広い視野で捉えていると感じさせる打ち方で、「まだまだ遠いなぁ」とため息。

副将としての自分の出番は実質二回戦から。4級で参加したので相手(2級)からハンデ黒二子もらって打つ。いい年したおっさんが小学生に(^〜^);
(囲碁では実力に差があっても、対等に打てるようにハンデとして石を付与される。今大会は最大黒五子までもらえる。ボクシングのリング上で1対5で戦うようなもの。)

でも、私たちは知っている。大会に出てくるようなお子様の中にはめちゃくちゃ強い「(なんて)恐ろしい子・・・」がいる事を。どの道、碁盤を挟んで向かい合った以上はハンデがあろうがなかろうが全力で相対するのみ。

結果は、広く構えられた自陣(トーチカ)に入り込んて来た相手の石(スパイ)を見て、ふと頭に浮かんだ白石先生のお言葉「包み込むようにふんわりと」、相手の石の上にボウシ(石を置く)して包囲網を形成する事で見事仕留められて勝ち(^^)

でも、続く三回戦では奮って打つも、たった一つの僅差で負け。でも他の二人が勝ってくれたおかげで次に駒を進められた。こういうところも団体戦の醍醐味だね(^^)
四回戦、二回戦とはまったく逆の立場で負けちゃったけどこれも経験値として次に活かすぞ(毎回言ってます)。

「相手にハンデ黒五子もあげて打つなんて初めてかも、どうしよう」と団体戦が始まる前から弱音を吐いていた三将のK1君(5級で参加)。
ある時期に、有名な某格闘ゲームのキャラクターの名言「俺よりも強いヤツに会いに行く」を真逆にいくポリシー?でハンデをもらって打ちたがる傾向がここで祟ってくるとは!?その時期の彼にハンデをあげて対戦相手を務めた事も多い私はここぞとばかりにイジらせてもらいましたよ(^^)

そんな彼が蓋を開けてみれば、一回戦から四回戦全て全勝と、チームの優勝に大きく寄与してくれた。
初戦の「観る碁」の時は、隣見てて「自陣を守ってー」とハラハラしてたんだけどね。
終わってみればそれぞれが少しずつだけど前に進めてるかなと思えた一日でした。《文責:寝太郎》

一回戦 主将✕ 副将◯不戦 三将◯
二回戦 ◯◯◯
三回戦 ◯✕◯
四回戦 ◯✕◯

 

 


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