日の丸を背負うという重み
皆さんお久しぶりです。note投稿しばらくサボってしまい、申し訳ございません!また少しずつ発信していきます!今日のnoteは「日の丸を背負う重み」について述べたいと思います。
まず初めに、こないだの4月21日にデフサッカー日本代表のユニホームがサッカー日本代表と同じユニホームになることが決定したのをご存知でしょうか?
実は私がこのニュースを知った時は、4月のデフサッカー日本代表候補合宿に参加している最中でした。そのため、みんなで喜んで思いっきり叫んでいました。
そんな中、私が日の丸を背負う重みを感じた一つの出来事がありました。それはある先輩が、このニュースを知って涙を流していました。私はその姿を見て、物凄く心に刺さりました。これまで数々のデフサッカー日本代表の先輩たちが積み重ねてきた歴史がどれほど大変だったか伝わりました。そして、沢山の先輩方が努力してきた賜物が今のデフサッカー日本代表の環境に繋がってきていると思っています。本当に心から感謝致します。
私は今のデフサッカー日本代表候補メンバーの中で、最年少でその当時のことは全く経験してないので、偉そうに語れないですが簡潔に昔のデフサッカー日本代表の事を話したいと思います。
まず昔のデフサッカー日本代表の先輩たちはユニホームも揃ってなく、グランドや宿泊場所、対戦相手なども自分たちで調整して合宿に参加していました。交通費なども、選手たちが全額自己負担で払っていました。中には、金銭面で選手としての道を断念する方もおられました。
当時の写真がこちらです。
この写真を見るとわかる通り、皆さんのユニホームがバラバラですよね。私も初めてこの写真を見た時は、衝撃を受けました。今の恵まれた環境に感謝して様々な人の想いを背負ってプレーしなければいけないなと改めて感じました。
このように当時のデフサッカー日本代表は恵まれた環境ではなかったです。今の環境に至るまで、大変だった思いをしてきた先輩たちがいるからこそ、今のデフサッカー日本代表があるということを皆さんも知っていただけたら嬉しいです。
そして本題の日の丸を背負う重みについて話したいと思います。
まず日の丸を背負うということは、誰でもできるものではありません。そのためには、覚悟が必要です。日本を代表することは、人としても一流ではなければならないです。
今の自分にはまだまだ未熟な所がたくさんあり、日本代表と言えるレベルではないです。
私は頭が良い訳でもなく、サッカーが天才的に上手い訳でもないです。ただの凡才です。
自分より頭がいい人もこの世の中には沢山いるし、サッカーが上手い人もこの世の中にはたくさんいます。実際自分は大学のサッカー部で一番下手くそです。お前が日本代表だったら、俺も余裕だろとかレベル低いなとかこれまでのサッカー人生でも言われたことがあります。でも、日の丸を背負ってやるからにはどんな下手くそでも覚悟を持ってやらなければいけないです。周囲がどう言おうと、自分の信念を持って最後までやり通せばしっかり自分の財産になると思います。
また、日の丸を背負うということは沢山の人が支えてくれています。家族、友人、チームメイトなど沢山の人が関わってます。それだけではなく、ここまで積み重ねてきた、デフサッカー日本代表の先輩たちやスタッフ、監督など関わっている人は沢山います。これらの人たちの想いを、背負ってプレーすることは軽い気持ちでは絶対できないです。一つ一つのプレーを一生懸命、全力で取り組むことが大事です。そして何より1人のサッカー選手であるとともに、1人の人間であるべきです。サッカーだけやってればいいのではなく、私生活の礼儀や社会常識などがきちんとなってない人は日本代表とは言えないです。自分もまだ社会常識など知らない部分も沢山ありますが、これからもっとサッカー選手として、人として成長できるように様々な経験を通して、精進してまいります。
今年の9月にはマレーシアでW杯、2025年には東京でデフリンピックが控えています。しっかりコンディションを整えていい準備していきますので、応援よろしくお願い致します!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!