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第2話「がんばってるね」は過去であり、結果論

最近、会社で私が成長していると噂されている。

主に私の上司が「あいつは成長している」と噂をあちこちで流してくれているおかげで、そのような噂をしてもらえてる(ありがたい)


けど、個人的には周りが思うほど急激に成長を感じているわけではない。

その理由は、私がもともと鈍感なタイプだからということもあるかもしれないけど、それよりももっと思うのは、

「いや、毎日がんばってるからなぁ」だ。


成長してるね!と言われても「はい、私もメキメキ自分の成長を感じてます!」とは言いづらい。むしろ、心の中で「ありがたいな、まあでも成長してると言われる前も、言われてるいまも同じくらいがんばってるけどな」と冷静に思ってしまう。

つまり、言いたいのは、周りからの評価には時差があるということだ。入社して3ヵ月、私が関わっている案件が全て炎上し、普通に辛かった時期がある。

そして、その時がこの一年で一番必死だった。

あの時の私は誰がどう言おうと一番がんばっていた。がんばっていたが、案件は炎上していたので、周りから見たら「大変そう」なだけで、「がんばっている」という評価にはつながりづらかったかもしれない。

だから、成長しているね、がんばっているね、と言われると入社して3ヵ月目の自分にその言葉をかけてあげたくなる。


最近は仕事も出社日が多く、大抵私は人と会うときは元気なので、「いつも元気だね、しんどいときとかはないの?」と言われるとその全案件炎上していた時のことを話す。

そして、「よくやめなかったね」と言われるが、その当時はやめるという選択肢はなく、ただただ目の前のことを必死でがんばるしかなかった。メンタルが強いとも言われたけど、当事者である私からしたら私のメンタルは強くない。ふつうにしんどい。案件が炎上しているのは、褒められることではないので、誰からも褒められないし、携わる案件全て炎上するので炎上していないクライアントmtgでも怖くなる。

”いまの”がんばりと、その時の周りからの評価は瞬間的に一致しない。

だけど、毎日がんばっていれば、フッと闇がはれる瞬間がきたりする。

いままで、なにかをはじめてちょうど3年目くらいが、自分のがんばりが周りから評価される瞬間がでてきた。柔道だったり、コピーライティングだったり。そう思うと、今回は7,8ヵ月目でちょっとずつ結果が見えてきたからだいぶ早い。周りの人が優しい人がとても多く、人間関係のストレスがない分、自分のパフォーマンスがかなり高く仕事ができているのもあるだろうな。


最近私は運がいいと思うことが多いので、運がいいうちにしっかり目の前の仕事を誠実に、着実に取り組んでいきたい。

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