ワインの試飲会 Salon des vins à Strasbourg
うっかりワインの試飲会の招待券をもらってしまった。
これが死因会にならなきゃいいけど・・・とヘラヘラしながら、酒豪の友達と連れ立って会場へと向かう日曜日の昼下がり。街の風は冷ややか。
25ème Salon des Vins des Vignerons Indépendants
これはフランスの醸造家組織ヴィニュロン・アンデパンダンがフランス各地で開催している試飲会で、ストラスブールでの開催は今年で25回目。今回の醸造家の参加数は576軒!
会場までの道すがら、ワイン6本入りのケースを6、7個ほど載せたカートをごろごろ引きずる猛者たちと
何度もすれ違う。全員が業者のような買い込み。怖くなってきたぞ。
入場料は一人6EUR、学生証があればたったの3EURで、極上ワインが試飲し放題。
1つのブースにつき5、6種は置いてたから、単純計算で約3,400種類。肝臓いくつありゃいいんだ。
もちろん醸造家たちと直接おしゃべりしながら楽しめる。(家族経営の醸造家も珍しくなく、みんなフレンドリー!)
ストラスブールでの会期は金曜から月曜の4日間。我々が訪れた日曜日は割と空いていたようで(それでも人をかき分けて歩いていたけど)
金曜日はまともに歩けないほど人で溢れていたらしい。
ワイン1本6〜7EURほど。スーパーで買うのと同価格帯で、普段は簡単に手に入らない醸造家のワインが買える。
1年に一人あたり42L飲んでるフランス人。(1ヶ月あたり3,5本)
そりゃいいと思ったワインはケース買いしたくなる。
引越し屋が単身引っ越しパックとかで使ってそうな、20ケースくらい載せられそうなカートを引きながら練り歩く猛者も珍しくなかった。
大好きだけど高くて普段は買えないChâteauxneuf du papeを至る所で飲みながら、Champagneや、なんだか珍しそうなワイン(Corseとか、Montagny とか)
そして我らがRiesling、Crémantを求めさまよい歩く。
2017年はあまり出来がよい年ではないと思ってたけど、それは生産量だけの問題で
葡萄自体のポテンシャルとしては、2015年以降のものはよいらしい。
CrémantのBioが美味しかったのはいい発見だった。Crémant自体はChampagneと同じ高品質。でもChampagneにBioはあまりないらしい。
すっかりBioが好きになったけど、管理に自信がないから買うのはちょっとためらってしまった。
肴のブースも豊富。チョコレートやチーズ、サラミ、オリーブオイル、牡蠣など。(こちらは全て有料。)
あとで買う目的で、好きな味わいのブースの看板を撮りながら徘徊。そのほとんどがブレてたことは悲劇だった。
かろうじてしっかり撮れていたブースで1本購入しようとしたとき
ブースのお姉さんに「1ケースだよね?」と聞かれ、慌てて否定。長く住む予定があれば、それくらい買いところ。
途中休憩しながら、約4時間ほどの滞在。多分20種類ほど試飲した、と思う。
久々に気持ち悪くなるほど飲み、すっかり酒嫌いになってしまった。
帰宅するとワインの試飲コーナーができていて、言葉を失った。