ROCKOOL FES 2024
楽しかった…!!
推しの怪我というアクシデントに色々複雑な思いを抱えたまま、消化しきれないまま臨んだロクフェス。対バン形式ということで、ユニットごとの大きく異なる世界観を余すことなく体験できました!!すごく楽しかったです!!
以下、スケステのファン(しかも舞台特化型)による、各ユニットの感想です。ミリしらなグループもあれば、感想がバカ長いグループもあります。
⚫︎QUELL
こちらS.Q.Sのオタクですから、QUELLの格好いいところはもうわかってるんです。わかってるんだけど、やっぱりあまりにも麗しいし美しいからいつもびっくりする…。イブステファンの皆様に「うちのステージ、ヤバいんすよ!」って自慢したくなっちゃった笑。
今回、私が観劇した回はQUELLがヘッドライナーでした。そう、つまりすごく独特の世界観からスタートしたライブ。個人的には、QUELLの楽曲は非常に難解だと思っています。形而上学的で、哲学的。その答えを持っているのは柊羽さんで、ファンはQUELLの曲を通して彼の世界を感じようとしている…。その難解さと複雑さこそが彼らの魅力だと思うのですが、アライブファンの皆様の感想が気になる所です。
代替わりしてから3回目のステージ。公演を重ねるごとにキャストの皆様がQUELLに馴染んでいき、もうすっかり「新生」らしさが取れて代わりに安定感が出てきましたね。
スケステ関連の感想を書くたびに改めて思うけど、兎にも角にも柊羽さんが刺さっちゃうんですよね…。本当に表情が好きすぎる。過去を胸にしまって、誇らしそうに笑う人。今の「家族」に出会うまでいろいろな想いがあるはずですが、その全てが「和泉柊羽」という人物の魅力なんだよなぁと改めて思います。
そして、英知くんも最高に素敵だった…!体躯がアイドルそのもの。藍沢英知さん、最初はフレッシュさが武器になる方だ…!と思っていましたが、ここにきて、すごく穏やかで柔らかな印象になってきました。そうか、そういう方向に転身していくんですね…?推せます。間違いなくQUELLの癒し担当。手足が長いからふわふわしたダンスが本当に映える…!これからももっと魅せてくださるだろうなという予感がして、楽しみです!
壱星くんもすごく良かった…!!品行方正、知的な貴公子。動くたびに後ろのリボンが揺れて、目を奪われてしまう…!!彼の「ROCK」は青い情熱なんだろうな…と思います。常に冷静で、静かに闘志を燃やすタイプ。そんな彼の、もっといろんな部分が見てみたいな…!?と先を知りたくなる壱星くんです。いつか彼の物語も見たいなぁと心から思います。
そして、壱流くん!怒られちゃうかもだけど、言わせてほしい…あまりにも可愛すぎます!!久我兄弟…というかもういっそQUELLの弟担当で、元気印。ダンスキレッキレて目が足りないからめちゃくちゃ格好良いんですけど、誇らしげな笑顔があまりにも可愛すぎてびっくりしちゃう。全世界を虜にしちゃう、華のある子です。ダンスを堪能できて幸せでした…。北出壱流くんの声や話し方が好きなので、物語の中で生きる彼にも会いたくなりました。
そんな彼らが披露する「Rock」、今回『Angel’s Ladder』が大層刺さりました。堅さが程よく抜けて、お洒落で遊び心に溢れたサウンド…。QUELLの皆様の余裕を感じて震えました。やはり期待値以上のものを見せてくださる…!この曲を生バンドで聴けたのも幸せでした!
と、色々書いてきましたが…やっぱりQUELLもスケステも大好きだなぁと思います。次に会える日を心待ちにしております!
●Growth
実際に現場でお会いするのは初めてのGrowthの皆様。前回の『オトアツメ』はオンラインで視聴して楽しませてもらったものの、基本的に私は舞台特化型のスケステオタクのため、アライブの皆様のことはあまり詳しくなくて…。初期の数曲(サブスクで観たEp2の影響かな?)とキャスト様、キャラ名がわかる程度。ですので少しドキドキしておりましたが…彼らのパフォーマンス、とっても楽しかったです!
こちらも世界観がかなり作り込まれているユニット。中世の騎士のような高潔さを感じます。ヘッドライナーQUELLに続いてGrowthの皆様も引きの魅力があるパフォーマンスでしたが、その中身はまるで違って、とっても面白かったです…!QUELLが「哲学」ならGrowthは「郷愁」。うまく例えられているかはわかりませんが、QUELLが同じ場所に辿り着けるよう祈るのに対し、Growsは同じ場所に還れるように祈っている、そんなイメージです。今は別々に生きていたとしても、それこそ一本の樹のように根はひとつ…。そんな印象を抱きました。美しく壮大なメロディーラインに、絶対に観たことがないのにどこか懐かしい景色を思い浮かべました。とんでもないユニットでした…。
そしてこんな荘厳でスケールが桁違いに違う楽曲を踊りこなしてしまう皆様がまた格好良いんだ…!振りが大きくて伸びやかで、とても正当派なダンスです。正しくて間違いのない世界が表現されていました。流石ツキプロの優等生。(ファンの皆様、勝手なイメージをすみません…!)
そんななか、個人的に湧いてしまったのが『魔法のキズナ』の剣ちゃんさんのダンス…!サビの「歌おう 想いが大地に還るまで」の「還るまで」ところのフリ、彼の動きは胸の動きが大きく、肩、腕の入れ方がすごく色っぽいんですよね…!それこそSolidSのお兄さんたちがよくやってるヤツ。いっそ禁欲的にも見える美しい動きの中に急にあらわれる色気、ノックアウト。ツボです、ありがとうございました…!
余談ですが…。これまたファンの方に怒られてしまいそうなんですが、彼らのちょっと癖の強いコーレス、サブスクで初めて観た時から、「いつかやってみたい…!」と思っていたんです。(一瞬相撲の読み上げが頭に過ぎったとは言えませんがw)今回一緒に参加できてとっても楽しかったです!
(余談二つ目。客降りの際、ラッキーにも触れることができた昴輝さんの手はすごく大きくてドキドキしました…冷え性なのかな?ってくらい冷たかったけれどね)
さて、ここで日替わり。みんな大好きしーちゃん食堂!しーちゃん、あまりにも可愛すぎて間違いなく推しキャラのひとり。
私が観劇した回は「ワイワイ兄弟」で、会いたくて会いたくて仕方なかったつばさ…じゃなくてワイワイ兄弟・兄に会えました…!思わず絶叫してしまった。嬉しくて。ありがとうございました…。皆様への感謝で涙です。
●SOARA
Growthの皆様同様、こちらもほとんど初見に近かったのですが…。もう文句なしに楽しかった!大前提として、SOARA、楽曲があまりにも良い。「青春」と前2つのユニットとまた大きく異なる世界観を持つバンドですが、母体が学生バンドとあり、音楽がすごく耳なじみ良いんですよね…。リーダー空くんの名前のように、どこまでも青く抜ける空色が想起されます。爽やかすぎて色々浄化されました。
とんでもないのが、キャスト様が実際に楽器を演奏している生バンドだってこと。そりゃ勿論ダンスもすごいんですが、楽器は一朝一夕でどうにかなる物でないし、ここまで来るのに相当長い年月を一緒に過ごして練習してきたんだろうな…と考えると、2.5次元すら超えて2.9次元ぐらいにいる気がします。もう彼らが本物だよ…。
そして、個人的には竜成さんの声が声優さんのそれすぎて…!キャスト様ご本人がミュージシャンとして活動されているというのもあるかもしれませんが、とにかくお客さんをのせるのがお上手です。盛り上げ隊長過ぎる。知らない曲だったけれど、コーレス一緒にできたのすごく楽しかったです!
ステージ上を自由に駆け回るわんこみたいな望くんも、色気爆発させながらドラム叩く宗司くんも、すごく真剣な眼差しでキーボード弾いていたかと思えば次の瞬間にこにこサイリウム振ってる廉くんも、そんなメンバーと会場のお客さんを温かく見守る守人くんも、みんなとっても素敵でした…!いやぁ、自分が思っていた以上に乗ってしまった…。もっと彼らの音楽を聴いてみたいな、と思いました。何回だって言いますが、楽しかった…!
⚫︎ZIX
えーとですね…なんだったんでしょう。宇宙猫顔で、ただただ無心にサインライト振り続けました。完全にやられました…!(順番的にはSolidSの後の登場でした。)
ZIX、実を言うとマジのミリしらです。楽曲も名前も、メンカラも知らない。知っているのはキャスト様だけ。
SolidSで盛り上がった後、なんだかやけに高いところから登場した風変わりな二人組…。そのままパフォーマンスが始まって、空いた口が塞がらなかった。もうね、一言では表せないほどクセが強い!!スパンコールギラギラのジャケットにレザーパンツでバッキバキに踊る2人、何者なんですか…!?!?1人は三白眼イケボ軍帽だし!!!もう1人は布面積足りないのにニッコニコだし!!
SolidSはアイドルというよりはアーティスト色が強いと思っていますが(全て篁Pのせい笑)、ZIXは完全にエンターテイナー。あのダンスが頭に残って仕方ありません。何がすごいって、ZIXのダンス、踊る人を絶対選ぶでしょ…!!ってくらい強気な振りなんですよね。同じ火力高い系のSolidSと何度も比較して申し訳ありませんが、SolidSのフリは全て「格好いい動き」で構成されてるんですよね…誰が踊ってもある程度魅せられる動きだと思います。(あの4人以上に魅せられる人がいないのは大前提ですが。)ところが、ZIXは…フリ一つひとつのクセが強くて、かなり上級者向けだなぁと感じます。踊れない人がやったら珍妙な動きになってしまう…。それを軽々とこなす皆様、あまりに格好良かったです…!!どうしよう、また観たい…!
⚫︎SolidS
さて、大本命SolidS…ちょっと気合い入れないと書けないなぁと後回しにして書きました。
本当はここに書くべきではないかもしれないことですが、行き場のない想いです。供養させてください。(キャスト様や作品を責めるつもりは一切ございませんが、どうぞ読み飛ばしてください。)
泣いて泣いて、初代2人の貫禄に圧倒されてはキャス変あったらどうしようと怯え、あげくキャストの引退にまで怯えるという、妄想が妄想を呼んで勝手に凹んだ1月のS.Q.Sから早くも10ヶ月…。キャス変なしでこのフェスが告知された時はそれはもう飛び上がって喜びました!
今回は12連勤明けの観劇でしたが、色々と重なってしまい思えば少し無理な働き方をしていたような気がします。そのため、仕事を頑張る理由がこの「ロクフェス」だけになってしまって…。
そんな中で推しの怪我。しかも、今年1月のEP10で色々引き摺ってしまって大変だった翼の怪我…。あの時から「次は最初から(本編)から最後(ダンスライブ)まで元気な翼に会いたい…!」と強く思っていたので、なかなか堪えました。
キャストの瀬戸さんは、FCに入るぐらい、大好きな役者様の1人です。EP10を「全身全霊で生きたよ」と言った瀬戸さんが、今回また奥井翼として生きられるのをすごく楽しみにしてくれていたこと、舞台掛け持ちでずっと頑張ってきたこと、毎日「怪我に気をつけて行ってきます!」と言っていたことを知っていました。ご本人の胸中を勝手に推察してはこちらが勝手にダメージを受けて…。普段なら誰かや何かを「推す」こととは健全な心理的距離感でいられるのですが、今回は自分の状態が万全でなかったせいで、気持ちをうまく立て直せなかった。…瀬戸さんご本人が言葉を届けてくれてやっと気持ちを切り替えようと思えましたが、はっきり言ってしまえば、幕が上がってもサインライトを振っても、大好きなSolidSの真ん中でぽっかり空いた埋まらない穴が、寂しくて仕方なかった。
ええと、何が言いたいのかわからなくなってきましたが…。
推しもエンタメも、誰かの人生を変えてしまうくらい、ものすごく大きなエネルギーがある。ですが同時に、自分にはコントロールできない他者を案じること、キャス変や作品の存続に怯えること…推し活は、そういうものと隣り合わせでもあります。誰かや何かを応援することは多分、自分が思っている以上にエネルギーを使っている…はたと気が付いたその事実に、(そして目を背け続けていた事実に)随分打ちのめされたのだと思います。自分にはコントロールできない強大なエネルギーを相手に一喜一憂することに、少し疲れてしまったのです。
好きなことを「好き!」というために、自分の心が健康でいなくては…。そのためには、少しペースダウンすることも必要なのかもしれないなぁとぼんやり考えています。
とはいえ、もう少ししたら、「やっぱり推ししか勝たん最高!!!!」って狂ってると思うんですけどね笑
さて、公演の感想に戻ります…!
そんなこんなで(?)我らがSolidSは大ちゃんがスケジュール都合で不在、MC盛り上げ隊長が翼ということで、ダンスライブへはリーダー志季さんと里津花さんの2人が参戦。ですが、熱さではどのユニットにも引けをとらなかったな…!と思います。というか、他のユニットより熱かった。(物理)他のユニットがスモークを焚いているのに対して、ここはフレームなんだもん…!さっきまでSOARAがすごく爽やかな気分にしてくれていたのに、一瞬で夜の匂いが全開のオトナの時間に…。他のユニットに比べて楽曲のテンポが速いため、必然的に動きが激しくなるんですよね…。フォーメーションチェンジも多くて、やっぱり観ていて楽しい!大ちゃんは不在でしたが、ダンサーさんがめちゃくちゃ格好良く踊ってくれるので満足です。(あの短期間で翼のパートが仕上がっていたり、ダンサーの皆様本当にすごい…)
塚本志季さんは、普段は一歩下がったところでメンバーを見守っている印象が強い方ですが、今回は…リーダーとしての彼の覚悟と決意を感じました。間違いなく、SolidSのリーダー篁志季だった。身のこなしや佇まい、声のトーン…何処を切り取っても完璧で、「言葉ではなくパフォーマンスで魅せる」という意志を感じました…。ダンスに関しても、すごくキレッキレなのに一つひとつの所作が上品で、もうね、涙が出るくらい好きです。あと、背中が格好良い。気品と覚悟に重ねた経験値が滲む、男の色気が漂う背中です。さすがツキプロ最年長…!
貪欲に、もっともっとと求めてしまう…そんな志季さん。絶対に次も会わせてください…!
(余談。客降り時に一瞬触れた掌が薄くて硬くて、手まで理想の志季さんだ…!?と感動。ほのかに温かい手、あの志季さんに体温がある事実に、ちょっとドキドキしました笑)
里津花さんに関しては…。もう何から言えばいいのかわかりません。彼の存在にどれだけ救われたか…!!私の中で今回のMVP!
まずね、ビジュがすごい(語彙力)。性別なんて野暮な概念は取っ払って、ただただ「うつくしいひと」がそこにいました。外見だけによるものではなくて、彼の覚悟を映し出した、内面から湧き出る美です。嫌でも人の視線を全て奪ってしまうような、圧倒的な美。それでいて華美ではなく、清楚で凛とした百合。消えない熱をうつした眼差しが忘れられません。
キャストの阿部さんはそれこそ里津花さんのように軽やかな方。こっそりFC入ってこっそり拝んでますが、はっきり言ってしまえばネコちゃんみたいに可愛らしい方。(勝手な印象です)そんな彼が、パフォーマンスで魅せてくださる里津花さん…目が奪われました。もともと私は阿部さんが演じる里津花さんにのめり込んだのがきっかけでスケステにハマりました。初代キャスト様たちの中では年少で、他キャストの皆様に囲まれていつもにこにこしていらっしゃる可愛らしい印象の強かった彼が、新たな仲間の中で確実に座組を引っ張る側にまわっていたこと、すごく頼もしくて格好良かったこと、どうしようもなく泣けてしまいました。特に志季さん不在の日は、同じく初代キャストの瀬戸さんと2人でパフォーマンスをする予定だったと思いますが…結果として1人でステージに立つことになりましたよね。急遽変更された演出(翼ソロ曲を里津花さんが踊り、翼も座位でパフォーマンス)を耳にした時は胸が締め付けられました。この2人、EP1から本当に色々なことを一緒に乗り越えてきたのだろうな…と思うと、2人の絆に心が震えます。里津花さんは勿論なんだけど、キャスト様に惚れ直しました。快征さんのことを好きで良かったな…と心から思いました。また会えますように…その日をお待ちしております!(ところでROCKOOL衣装のリッカチャン可愛すぎやしませんでした??普段からとんでもない美人なのに、前髪作ったらまた印象変わって顔の小ささが際立っちゃって可愛くて、動悸。)
そんな2人に支えられてステージに立ってくれた、翼くん。本人が一番キツかったと思います。ですがその中で、「今できる最善を!!」と前のめりに尽くしてくださった気持ちが本当に嬉しくて、やっぱり瀬戸さんの演じる翼が大好きなんだよなぁ…!!と何度も何度も実感しました。確かに怪我をされてはいましたが、それでも頭のてっぺんからつま先まで、間違いなく翼だった。
ステージ上での気丈な様子、去り際に突き上げた拳と裏腹に寂しそうな背中…。今思い返しても涙が出ます。前回のEP10(9だったかな?)の感想に「翼くんは新生スケステの要…!」と書きましたが、それをこんな形で痛感することになろうとは…。居ないとこんなにも寂しく、板の上に現れると一瞬で一気にステージが華やぐ翼くん。やっぱり彼の存在感ってすごいんだなぁとしみじみと思いました。
格好良すぎるダンスが見られなかったのは残念だったけれど、空いた期間も悔しさも全部スパイスに変えてしまうのが、瀬戸翼だってわかっています。今はただ、「また奥井翼としてステージに帰ってくる」と言ってくださった彼の言葉を信じ、待っていようと思います。
さて。ここまで長々と連ねてきましたが…。
結論、それぞれのユニットの色をしっかり味わうことができてとても楽しかった!各ユニットの団結力や絆、人間の持つ可能性に圧倒されました。キャストの皆様は勿論、ダンサーの皆様も本っ当に格好良かったです!!
そして同時に、自分の「好き」を再確認しました。やっぱりスケステが、キャストの皆様が大好きだし、スケステに限らずアライブも本公演が見たい…!!と心から思います。
次会えるのはいつかな?今度こそ、みんなで集まれたらなぁ…。
まずは3月にまたライブがあるとのこと、皆様に再会できることを心より楽しみにお待ちしています!
『ROCKOOL FES 2024』
2024.11.22(金)昼
シアターGロッソ