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コンフェスコ 17/n ジャンの歌
ダフネはジャンの歌っていた歌を、月の日の嬉しい気持ちとともに思い出しながら、時間が許す限り歌っていました。
♪〜
あかるい つきのみえる きょうは
あなたに あえるような きがして
さがしてしまう よぞらのどこかに
あなたにつながる ほしはないかと
せつに ねがって
こえに のせて
ああ ぎんいろの このせかい
いっしょに あゆめると しんじて
さがしてしまう こうやのどこかに
あなたにつながる みちはないかと
せつに ねがって
こえに のせて
〜♪
最初は音の取り方、リズムも見様見真似でたどたどしく思えたダフネの歌でしたが、すこしずつすこしずつ、こころを込めて歌っているうちにだんだんと、夜の静けさの中でやわらかな光を感じさせるような歌声へと変わっていきました。
すこしずつでも好きなひとの歌が上手く歌えるようになっていることがダフネはとても嬉しく思いました。
ダフネは次の月がきれいな夜が来たらジャンに歌を聞いて貰いたいと思いました。
心待ちにしている月がきれいな夜はあと少しで訪れます。