営業と簿記 12/n 工業簿記1
工業簿記はお仕事の流れ、主に原料を製品にする過程をもう少し細かくみたいという気持ちから成り立っている簿記の方法です。
毛糸を作る際には、動物の毛をヒツジなどの動物を育てている方から仕入れて、きれいにして、糸状によりあわせて、糸を巻き取ってかたまりにして、いくつか集めて出荷します。
この過程の中で、実際にお金の動きにかかわる内容は大きく分けて、材料、賃金、経費です。
材料は、主なところは動物の毛ですね。わかりやすいと思います。
賃金は、働いている人のお給料です。だいたい、働いた時間に対して支払われます。
経費は、材料や賃金という商品を作るために支払う主なお金の部分以外で支払ったお金になります。一番ざっくりしていると思います。
工業簿記そのものを使いこなすというよりは、工業簿記が何を見ているかを一緒に見ていければと思います。