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営業と簿記 28/n 仕組と役割 

 27/nまででフリーマーケットでパンを提供する、スポーツジムの運営などを例に簿記の知識に沿って見てきました。
 個人、小規模事業、企業において価値を提供して対価を得る基本的な仕組みは同じであることがある程度伝わっていたら嬉しいです。
 お仕事をしているひとは、各仕事場においてこれらの仕組みの一部を担っています。
 パン屋さんなら、パンを作る担当、パンを売る担当、パン屋を運営する担当の一部もしくはいくつかを担っている。
 人材派遣のお仕事なら、人を採用する担当、人を求める企業にどんな人が必要とされているかを調査する担当、人を派遣し管理する担当、人材派遣を運営する担当の一部もしくはいくつかを担っている。
 配送業なら、荷物を運ぶ担当、荷物を運ぶことを求める人から荷物を受け取る担当、配送業を運営する担当の一部もしくはいくつかを担っている。
 もしかしたら読者の中に、毎日のお仕事がとてもつまらないと思っている方がいるかも知れません。何となく、仕事の仕方に違和感を感じる、腑に落ちないのでやる気が出ないといったこともあるかも知れません。
 簿記の知識による視点を持つことによって、いつも携わっているお仕事がどの部分でどのようなことを期待されているかが、もう少し見えてきます。
 また、簿記の知識による視点を持つことで、お仕事の中の自分の役割、立ち位置が見えてくると、自分の前後のお仕事をしているひとがどのように考えてどのように仕事をしているかが見えてきます。
 さらに、もう少し全体的に見えてくると、全体的な視点の中から自分の仕事の仕方や他の部署の人の仕事の仕方の違和感や不具合が見えてきます。
 違和感や不具合を簿記の知識に沿って考えることで、何となくだった違和感や不具合についてもう少しだけ、ともに仕事をするひとや部署とのつながりの中から、違和感や不具合について説明することが出来るようになります。ここまで思考を進めると、ただの自分の感想のように感じられていたものが、職場改善への提案としてお話出来るようになります。


トラック感はいまいちですが、笑顔がいいので採用

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