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雨が止まない街で書いたストーリー

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そこは1000年雨が止まない街。肺呼吸をする人間、エラ呼吸をする水人間、意思を持つロボットが共存している。
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2020年5月の記事一覧

香水

いらっしゃいませ。当店のご利用は初めてですか? 当店は記憶の質屋でございます。お客様の大…

最高に○○な彼女

「今日も最高に綺麗だね」 『いつもありがとう。貴方も最高の彼氏だよ』 「これから行く水族…

東京タワーとあの日の嘘

父が電話ごしに言った。 「東京タワーに上ってこい。」 大学を出て入った会社はたった半年で…

二つの勝利

第一章「蕾」10歳の春。少し暖かくなってきたが桜が咲くにはまだ早かった。 手をつないで下校…

小説っぽく大袈裟に書く「今日は日曜日」

朝起きて、仕事に遅れる!と思ったら日曜日だったってだけの話を大袈裟に書く。 ヴーン、ヴー…

COMING SOON「流星群の夜に」

その惑星メヌゥアはもう数百年、隣の惑星ガイアと戦争状態だった。もはや何がきっかけで戦いが…

あなたがいて、アバターがいる

アバター。化身の意でオンラインやゲームなどの仮想空間で自分の分身として振る舞うキャラクターのようなもの。 爽やかイケメン「夜に駆ける最高うぇーい( 0w0)ノ」 キュート系少女「あーね。でも私はあの夢をなぞっての方が好きかも(*´˘`*)♡」 爽やかイケメン「それもいいよね!キミとは気が合いそうだ。今度二人だけのルーム作っていい?(๑•ω•๑)♡」 キュート系少女「えー、どうしよっかなー(•́ε•̀٥)」 老紳士「しかし、ネットの小説を題材にして、ネットから自然発生

テーブルの下の告白

僕と彼女は同い年の大学生で、演劇レッスンの同級生だった。 そのレッスンは社会人から学生ま…