初夢の話
初夢を見た
なぜ己の見た初夢が人を殴る内容であったかは、なんとなく予測できる
前日に車の中で二階堂和美さんの【にじみ】というアルバムの女はつらいよを聞いた
その曲は、情緒的なピアノが印象的な女版寅さんのような、ハンカチ端を歯で引っ張り部屋の隅でしとしと泣いていながら他人には気丈にふるまっているような、一人夜布団に入り寝れなくてくどくど自分を肯定しようと慰めているけど決して慰めきれないようなオンナの心情を謳っていると思う
私は非常に胸を打たれた
そんな思いをさせるオトコ共、並びに社会に猛烈に嫌悪を抱くと同時にそれに対してどうしようもできない現状をすぐに把握し、信号を見てブレーキをかけて車を停車させた
正月に帰省していた弟と二人でスノーボードに行き、温泉に入り酒を酌み交わしたが翌日には「もうしばらく帰ってこねえわ」と東京に戻っていった
女はつらいよとは若干違うが、なにかどうしようもできないものをまた感じた
私の乗っている車はエンジンが悪くなってきていて、変な音が出ている
いろんな人のことを思い出す
昨年は会えた方がいたが、会えていない学生時代の暴力的で一直線で愛あるボクシング関係の方々はどうしているのだろうか
そんなことを思っていた故、つらい部分とボクシングへの思い出が共鳴し『辛い原因を起こす事象をぶっ飛ばして、また更に沸き起こる事象をぶっ飛ばしていくという行為を繰り返す』という夢を見たんじゃなかろうか、と思っている今である
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