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普通の新社会人が明日から爆速で出世コースに乗る方法
春から新社会人になる若いみなさんへ。
コロナ禍での新生活スタートは不安も大きいと思います。
しかしながら会社とは厳しいもので、最初はみんな横並びで入社するもののすぐに「出世争い」が始まります。
この記事では、何のとりえもない普通の社会人である私が、長いサラリーマン生活の中で実感してきた、爆速で出世するための方法を整理します。
この記事で書いたことだけで必ず出世するわけではないですが、出世のための大きなヒントになるはずです。少なくとも、この記事のことを意識していない周りの同期と比較すると間違いなく仕事のパフォーマンスはあがります。
方法は2つです。
1.失敗で目立つ
2.判断&検証を繰り返す
それぞれもう少し詳しく説明します。
1.失敗で目立つ
当たり前ですが、新入社員の数に比べて出世コースの数は圧倒的に少ないです。
大企業によっては、何十人、何百人と新入社員がいる中で、出世コースに乗るためには、良くも悪くも目立たなければなりません。
ここで、ポイントは"良くも悪くも"です。
もちろん、新入社員の頃から素晴らしい成績を残して、上の人間に認識してもらうのが一番良いですが、そんなにうまくは行きません。どの時代にも必ず"桁違いに仕事ができるヤツ"がいます。
そんな人たちと真正面から競っては目立つのはとても難しいです。
とはいえ、当たり前のことだけやっていると、どんどん数の中に埋もれてしまいます。出世コースに乗る人間を探している上の人からも認識されません。
そこで、普通の人が目立つためにするべくことは
チャレンジして失敗して目立つ
です。
「失敗したら出世コースになんて乗れないのでは・・」と思う人もいるかもしれませんが、大丈夫です。新入社員の失敗なんてたかが知れてます。大企業になればなるほどゴミみたいなもんです。新入社員の失敗なんてものは最初から想定されてます。
それよりもどんどんチャレンジすることで「なんか活きのいい奴がいるな」「今年の新入社員になんか面白いやつがいるぞ」と認知されるようになります。
おじさんは、活きのいい若手が好きなんです。
悪名は無名に勝る
という言葉がある通り、ミスしないようにしないように当たり前のことをやっていても誰にも知れ渡りません。
失敗を恐れずにどんどん新しいことにチャレンジして、失敗して目立ちましょう。
2.判断&検証を繰り返す
会社は判断の連続です。
価格を上げるのか下げるのか、プロダクトの改善を続けるのかリリースするのか、部長の意見を採用するのか課長の意見を採用するのか、などなど大なり小なり判断を繰り返しています。
新入社員の頃は、自分で何かを判断することは少ないかもしれません。
逆に、勝手に判断をしてモノやサービスを買ったり、お客さんと話を進めていくと怒られると思います。
しかし、この判断することを新入社員の頃から習慣にしておくと、周りと大きく差をつけることができます。
なぜなら、立場が上になればなるほど判断の質と量が大きくなります。出世するには「早くて正確な」判断を繰り返す能力が問われます。一方で、新入社員のほとんどは判断することなくのほほんと日々の作業をこなしています。
つまり、将来必要なのにも関わらずだれもやっていない、という二重の意味で差別化を図ることができます。
実際に判断する機会は少ないかもしれませんが、思考実験であればコストも発生しなければ誰にも迷惑をかけません。ならばどんどんやってみましょう。
具体的には、例えば上司が判断をするシチュエーションになったときに、自分がその上司になったつもりで自分なりに判断をしてみましょう。「部長ならこう判断するに違いない」といった感じで。
たぶん、最初の頃はみなさんの判断とその上司の判断が異なると思います。それはそれでOKです。大事なのはむしろ「判断が異なった理由」です。判断が異なった理由を分析し自分にフィードバックすることで正しい判断ができる確率を少しずつ上げていきます。
判断が異なる理由は大きく2つです。
①:同じインプットをもとに違う判断をした
②:違うインプットがあり、違う判断をした
それぞれもう少し深堀してみましょう。なぜ違う判断をしたのか原因を探ります。
①:同じインプットをもとに違う判断をした
これは、上司とあなたとで異なる判断軸、または判断基準があったということです。判断軸や判断基準が想定される場合はそれでよいですか、わからなかったら直接本人に聞いてみましょう。たいていの場合教えてくれます。
②:違うインプットがあり、違う判断をした
この場合は、上司は、あなたと同じリソースから違うインプットを取った、 または、あなたと異なる情報リソースを持っていた、ことになります。どちらもあなたが同じ情報を取るために足らなかったものを整理しましょう。
立場:自身の今の役職では取得できない
知識:情報リソースそのものや取得方法に対する知識が不足
手段:取得のためのアプローチが不適切だった(聞き方、タイミング、など)
続いて、これらの不足部分を埋めるにはどうすべきかを考えます。昇進する、書籍・研修等で知識を身に着ける、人脈を広げる、コミュニケーション力を上げる、などです。
こうして、自分が直接かかわっていない案件についても「判断&検証」を繰り返します。最初は異なる判断をすることが多いですが、徐々に上司と同じ判断をする割合が増えていきます。つまり、上司と同じ判断が下せるようになってきます。また、判断に必要な時間もどんどん早くなっていきます。
また、上司の判断をシミュレーションすることで、上の立場の人間のモノの見方・考え方を身に着けることができます。これは出世のために必須な能力です。
どの会社でも出世のための試験があります。試験では、何らかの条件下においてどのような判断を下すかシミュレーションテストを実施することが多いです。この時に普段のシミュレーションの成果が必ず生きてきます。
さいごに
ここに書いていたことをするだけで必ず出世できるとは限りませんが、確実に出世の近道になります。仮に出世できなかったとしても仕事のパフォーマンスが上がり、同期の上位層に居続けることができまることは間違いないです。
この記事を読んでいただいた皆さんが爆速で出世して、会社を使いこなす立場になり、自由で快適なサラリーマン生活を過ごされることを願います。