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移住って、いいよね。

22歳ぐらいのときに初めて部谷さんと一緒に東京に行った。博多華丸・大吉じゃないけれど、渋谷の人の多さに祭りをやっているのかとおもったし、麻布十番で見かけた小学生には気品を感じた。こんな世界があるのかとびっくりした。

その数ヶ月後に東京に住むことになったが、当時は福岡にいると投資を受けることが難しかったから上京したので、とくべつな憧れはなかった。でも、イーストベンチャーズの鳥居さんが僕たちのことを助けてくれた。初めて開いたミートアップを開いたときも、飛び入りで発表してくれたのびすけさんは今でも頼りになる友人だ。

でも、2019年の年始に、ふと福岡に帰ろうとおもった。東京にいなければならないと思い込んでいた理由に根拠がないことに気づいた。福岡でのびのびと好きなことをやろうとおもった。部屋は友人のなめろうくんにそのまま譲った。


引越しの準備をしていたら、Fukuoka Growth Nextのスタッフを非常勤でいいから手伝わないかと誘われたことがきっかけで、スタートアップの道にあらためて戻ることになった。あの狭いOnRAMPの部屋から大名にある小学校を丸々使うようになるんだから、世の中ってわからないなとおもった。

福岡はいろいろな人たちが集まる場所でもある。国も違えば、今までソフトウェアにも触れたことがない人たちもいる。錯覚なんだけど、僕にとっては東京よりもこっちの方が世界の当たり前のような気がした。もちろん、東京も好きだけど、福岡の人の方が、ヘソがいろいろな方角に向いているようにおもう。

僕はいつも人に恵まれてきた。今だってそう。本当に感謝している。だから、誰かのためにできることをしたい。自分のために頑張れることには限界があるとおもっている。地元を愛する気持ちを持っているが、僕は観光客であったとしても優しくありたい。だって、東京でたくさんの人に優しくされたから。

福岡いいとこよ、遊びにこんね。東京に行きたい若手がいましたら、一報ください。頼りになる人を紹介します。



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