毎日添削のススメ。
レトリカ教採学院(教採塾)、学院長の川上です。
公式LINE校・面接満点戦略講座(毎日(平日)添削)が、密かに、毎年人気です!
理由は、
毎日、川上からの個別最適な添削・リライティング指導を受けることで、200以上の、自分だけの語りが作れるところ。
面接にも、小論文にも必要な教職教養的な学びが、語りの訓練と同時にできるところ。
単なる添削ではなく、代替案や根拠ある語り(リライティング)を構成してもらえるところ。
にあるようです!
ちょっとばかり、どんなやりとりが毎日されているのか、受講生の回答を一部改変したもの(許可済)と、それに対する私の講評をお見せしますね。
とある日の毎日添削の質問と回答:
「授業を行うときに気をつけることは何かありますか。」
はい、私は、授業中においては3点、気をつけます。
まず第一に、明確な目標を設定の設定です。
授業の目的や学習すべきポイントの明確化により、生徒が何を学ぶべきかを理解させることに取り組みます。
第二に、活動的な学習を促します。生徒が積極的に参加する機会を与えて授業に関わることでより理解を深めるようにします。
第三に、クラス管理を適切に行うことです。教室の雰囲気を生徒1人ひとりが学習に積極的に取り組んでいるかたちに出来るよう、管理、ムード作りに気をつけます。
授業終わりには、必要に応じてポジティブなフィードバックや改善点を伝えるとともに、生徒の理解度を確認します。
また、授業を行うにあたり、視覚的、聴覚的、活動的な学習など、多様な教授法を用いて、異なる学習スタイルを持つ生徒にも対応出来るように気をつけて授業運営を行います。
川上講評:
本日もよろしくお願いします。
さて、まずは、ナンバリング・ラベリングを活用されている点は評価できます。
ただ、ナンバリング・ラベリングの原則は、ロンドン、リオ、東京オリンピックの招致を成功させた伝説のコンサルタント、ニックバーリー氏も述べている通り、「どれだけ多くても3つまで」です。
今回の語りにおいては、ナンバリング・ラベリングの3つの視点に加えて、「フィードバック」「多様な教授法」の、合計5点もの気を付けるポイントが語られています。
ニック・バーリー氏の原則から見ても、全体的に多すぎるという印象があります。
また、文字原稿と音声原稿の違いも、考えていかないといけません。
この語りを、面接の場で語るときは、音声として、面接官は聞き取ります。
5つもポイントがある時点で、5つ目のポイントを語るころには、最初のポイントはもはや、面接官も覚えていない可能性が高いという懸念が拭えません。
というのも、毎日添削は、文字原稿なので、読み返すことができます。
これは、読み手に利があります。
しかし、本番の面接は、音声ですから、読み返したり、聞き返したりできません。
これは、聞き手には不利です。
面接官としては、聞いていてわからないもの記憶に残らないもの、長いもの、まとまりがないものは、その人の教師としての資質能力の欠如として、評価します。
「面接であっても、これだけ長くわかりにくい語りをするのだから、実際、クラスで聞いている子供たちも、理解できない子が出てくるだろうな。」
というような、懸念を感じます。
だからこそ、「ナンバリング・ラベリングは最大でも3つまで」という原則は絶対順守で行きましょう!(これは、毎回3つにしないといけないということではありません。1つでも、2つでもいいです。)
続いて。
ナンバリング・ラベリングの内容についてですが、今回は、「活動的な学習」「積極的に参加(取り組む)」「理解度の確認」「異なる学習スタイルをもつ生徒への対応」などが語られています。
これらは実は、すべて一言でまとめることができます。
一言に置き換えると、『個別最適な学び』です。
もちろん、個別最適な学びの中には、『指導の個別化』『学習の個性化』があります。
指導の個別化は、目標は同じで、学習スタイルや時間設定が個別。
学習の個性化は、目標がそもそも異なり、子供の興味関心に基づいてそれぞれが学びを調整しながら個別最適に学んでいく。
という意味合いがあります。
もっと簡単に申し上げると、
指導の個別化は、めあては一緒だけど、それぞれの発達段階、課題、障害の有無によって、教科書で学ぶ子もいれば、タブレットで学ぶ子もいるし、20分のテスト時間の子もいれば、障害に配慮して、30分のテスト時間を設ける子もいる、というものです。
学習の個性化は、タブレットでの情報共有や、振り返り、レポート発表などがあります。(小学校でおこなう、各自での調べ学習ののちの、新聞づくり→発表、と同じ感覚です。)
指導の個別化は、「多様な教授法」の観点が語れそうですね。
学習の個性化は、今回の語りでいうところの「フィードバック」「積極的に参加」「異なる学習スタイル」などが合致しますね。
個別最適な学びの視点で、ナンバリング・ラベリングを再構成すると、もっと短く、端的に、わかりやすく語ることができますね。
ただ、ここで一つ問題が出てきます。
個別最適な学びは、学習者主体の視点、あるいは、個に応じた指導を、学習者の視点で捉え直したものです。
つまり、個別最適な学びを語る以上は、学習者の立場で、語りを構成しなければいけません。
しかし、今回の語りは、「させる」であるとか「管理を行う」であるとか、教師視点・教師主体の語りが多い印象を受けます。
教師視点・主体の指導は、いわゆる、個に応じた指導と呼ばれるものです。
この語りを見ていると、内容は個別最適な学びの視点(学習者の視点)なのに、語り方は、すべて個に応じた指導の視点(教師視点)になっているので、両者が混在しているのですよね。
個別最適な学びをテーマ・フレーズとして述べるのであれば、この混在をまずは、統一しなければいけませんね。
さらにさらに。
個別最適な学びには、並立するものとして協働的な学びが存在します。
個別最適な学びが孤立した学びにならないように、協働的な学びもしよう!
というものです。
また、協働的な学びによって、新たな価値やよさ、可能性を見出し、学びが深まるというメリットもあります。
今回の語りの内容自体は、個別最適な学びの観点が多いので、それらを語るのであれば、協働的な学びも外せません。
今回の内容であれば、
私ならば、授業を行うときに気を付けていることは、「個別最適な学びの提供と、協働的な学びの促進」というので、2点にナンバリング・ラベリングを絞って語りますね。
個別最適な学びと協働的な学びは、
現時点の、令和の答申で、一番重要な【令和の日本型学校教育の構築を目指して】の中に出てくる文言です。
この言葉をフレーズで語るだけでも、面接官からすれば、「よく読んでいるな!」と感心させたり、納得させたりすることが容易になります。
まずは、個別最適な学びと協働的な学びの視点で、ナンバリング・ラベリングを構成し、内容を子供主体の語りで、まとめられてみてください。
また明日の添削で、お待ちしております!
ーーー
いかがだったでしょうか。
このように、皆さんの語りに対する添削・リライティング・講評を、平日の毎日、皆さんのLINEに、お一人お一人、ご送付していきます。
これらを毎日ストックしたり、習得したりしていけば、面接本番までには200以上の語りが完成していることになりますし、圧倒的な量の教職教養的な知識が身に付きます。
もちろん、「ちょっと今日は忙しいから、お休みして、翌日提出しよう!」というように、時には休む権利を行使して、ご自身のペースでご提出いただくのでも、結構です。
必ず、絶対、毎日投稿しないといけない!ということでもないので、負担になることもありません。
★講座に通える距離にない
★自宅ではZOOMができる環境にない
★なかなか忙しく、教採の勉強をする時間が取れない
★同時に、小論文や教職教養の筆記の対策もしたい
そんな方こそ、この毎日添削講座が、最適です!
よければ、ご受講されてみてくださいね!
公式LINE校・面接満点戦略講座(毎日(平日)添削のホームページはこちら。
↓
https://kyousaijuku.com/group/line/line_mensetsu.html
お申し込みは、こちらから。
↓
https://ws.formzu.net/fgen/S62950584/
ではまた!
レトリカ教採学院(教採塾)
学院長
川上貴裕