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記事一覧
大仏ふたたび /1117 テンデンカ
私はこれまで、何度も奈良の大仏を訪ねている。
関西で育った人は多かれ少なかれ、遠足やお出かけで訪問したことがあるのではないだろうか。
私はふたたび、奈良の大仏に会いに行くことになった。
奈良を初めて訪れた友人を案内するためである。
道を通る人が餌を持っているかどうか、瞬時に判断する能力をもった鹿々の間を通り抜け、我々は東大寺南大門にたどり着いた。
暗いところに佇んでいるため、陰影が強すぎて
この世は舞台、人はみな役者/1121 Salo
先日久しぶりに舞台を観に行ってきました。
作品はシェイクスピアの『夏の夜の夢』です。原作をうまく日本風アレンジした演出で楽しむことができました。
そこで、最後のカーテンコールを見ながら、ふと「私は作品も好きだけど、劇場に行くという行為自体が好きなんだな」としみじみと思いました。例えば、観に行く舞台に合わせて服を選んでみたり、少し早めに着いて劇場の近くでお昼を食べて、「ああ、役者もこの辺で公演後
もじゃおじ先生/1118 カンミトコ
20代。美術作品に全く興味がなかった。絵を描くことは好きだったけど、フェスに行ったり、漫画や雑貨のほうが好きだし、好きなイラストレーターはあるけど、好きな芸術家とか言われても全く関心がなかった。
そういうことに興味を持ってみたら?と声をかけてくれたのは、同じ職場のひげもじゃもじゃのおじさん先生だった。自分が見て感動した芸術品の話をよくしてくれたが、『へー』って思うぐらいで見に行こうとまでは思って
お絵かきはやめられない/1113 陽風
芸術の秋!という訳で、先日野外で絵を描いてきました(ウソ…偶々です)。
『Leon art jewelry』さんが実施されていたクラウドファンディングのリターンである野外スケッチ会に参加してきたのです。
数年ぶりの野外でのお絵描きを前に押入れから絵の道具を引っ張り出してみると使い古しの水彩絵の具はほぼ全部が固まりかけていた。指でぐっと押すと少しぐにゅうっと動く。「まだ使えそう...」
アートとの出会い/11.8 カワカミナツキ
いまでこそ美術館もギャラリーも大好きで足繁く通い、ことあるごとに課金してまわっているが、そんな私も幼い頃は芸術は難解で、美術館は静かにしないといけない、つまらん場所やと思っていた。
転機がきたのは、13歳のとき。ニューヨークに旅行に行ったときに訪れたニューミュージアムでPaweł AlthamerのThe Neighborsという作品に出会って、芸術が身近であること、楽しいものだと気づく、原体験
音楽、絵画、小説/時任 1101
11月のテーマは「芸術の秋 私の心を彩るおすすめアート」ということで私は音楽家、画家、小説家の絵を描いてみました!
まずは音楽家!
DeerhunterというバンドのBrad ford coxさん
Deerhunterはアメリカのロックバンド。初期はサイケデリックで退廃的なサウンドでしたが、最近は特にアルバムごとに違った音楽性を見せてくれます。初期の「Microcastel」や「Harcyon