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ひとまずほっとしましたが…高額療養費制度について

ここ数日、いいことも悪いこともあり、ジェットコースターに乗りながら生活しているような感覚を覚えます。どうも、のぎ@ダブルケア兵庫です。
一喜一憂するのは心身ともに良くないなーと思っていましたが、少しだけホットしたニュースがありました。
タイトルにもあるとおり、今日は高額療養費制度の話です。


そもそも高額療養費制度ってなに?
医療機関に受診した月に支払った医療費が高額になった場合に、自己負担限度額を超えた分が後から高額療養費として支払われる制度です。自己負担限度額は所得に応じて異なります。

総医療費100万円のときの高額療養費(イメージ)

今回、メディアでも注目されたこの制度。特に目立ったのが多数該当について。SNSでも患者団体を中心に署名活動がありました。

多数該当
過去12か月間に3回以上高額療養費の支給を受けた場合、4回目以降の自己負担限度額がさらに低くなる制度。頻繁に医療を受ける必要がある人の経済的負担が軽減されます。

多数該当イメージ

この度は話題になった制度変更は、多数該当限度額の基準の引き上げ。検討されていたようですが、修正となり、制度の変更は見送りになりました。
長期にわたる医療的なケアが必要な方々やその家族にとってはこの見送りは大きいものだったのではないでしょうか。私もケア歴がそれなりにありますので、家族が多数該当にもお世話になった経験もあります。一方、財政とか応分負担との観点で医療給付の抑制等が話題にあがること自体はおかしい話ではないかとも思います。
そのためケアラーとしてはホッとしたのですが、少し複雑ではあります。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。


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