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立場はちがって当たり前

大寒ですが、暖かく過ごしやすい日。そんな日に通院介護ができて、心身ともに疲労感少なめで今週も頑張れそうです。どうも、のぎ@ダブルケア兵庫です。
ダブルケアや仕事との両立で疲労感を感じる場面のひとつに、コミュニケーションの問題があります。今日はコミュニケーションの悩みの"もと"に改めて気付かせてくれた本の話です。


経験から学んだコミニケーション不和の原因

親と子、きょうだい間、夫婦、職場、支援者との意思疎通…ダブルケアを始める前はこんなに対話する場面があるとは思っていませんでした。
それぞれの立場があるのは分かっているけど、ついつい自分本位で主張してしまい、不協和音が鳴り響きます。
少しづつ場数をこなすことで、相手の立場も考えるようになり、嫌な雰囲気になる前に対処もできました。

ある本からの共感

そんな経験則で感じていたことを、優しい文章で書かれた本を、年始に所属する社労士コミニティーで紹介いただきました。
それは、大野萌子さんの『言いかえ図鑑』。
今回、私が手に取ったのは、シリーズのひとつ『お父さんのための言いかえ図鑑』。

この本を読むと、まさに経験してきたコミニケーションの悩みの"もと"がたくさんありました。
特に、話し相手との立場の違いがあって当たり前で、それを理解した上で話し合う姿勢が相手との関係を良好にすると触れていた点に強く共感しました。もちろん相手に譲歩しすぎないことも指摘されていて、バランスがいいとなと納得しておりました。
タイトルからして、男性が読むとグサリときて読むのがしんどくなるかなと思っていましたが、マイルドな言い回しが多く、男性ケアラーにもオススメです。

言うは容易いからこそ忘れてはいけない

介護は、お金のこと、見取りのこと、治療方針…もめることも多々あります。もちろん育児も職場でのトラブルも同じで、その都度コミニケーションを図りながら、それぞれの立場を理解しないといけません。
その度に、なんでわかってくれないの!と、俺はこんなに頑張ってるのにと怒りをあらわにすることもあれば、ダンマリでその場をうまくやり過ごすこともありました。思い返すとそれは相手の立場を考えるのを忘れた行動そのものです。

ケアにも、仕事にも追われると、「相手の立場を考える」という当たり前のことすら忘れてしまうほどいっぱいいっぱいになってしまいます。
だからこそ、相手の立場も考えることを忘れずに、よりよい人間関係を作ることが、ケアラーも支援者にとっても「しんどくない社会」への近道なのかもしれません。


【お知らせ】
毎年2月2日は「ダブルケアの日」、そして2月2日から28日は「ダブルケア月間」です。
ダブルケア兵庫では、2025年はダブルケアという言葉を広めることで、ケアラーやケアラーを支える支援者をみえる化していく活動に取り組みます。
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