『コムニスムス』単行本、CD、他関連プレスリリース（雄王記念日に寄せて）
『コムニスムス』プレスリリース（2023.4.29）
その1「単行本」について
2023年4月29日、ベトナム建国の王を祝福する「雄王（フン・ヴォン）記念日」に、800ページの大著、西島大介『コムニスムス』がrn pressより発売された。
「コムニスムス」は、ドイツ語で「共産主義」を意味する言葉。『コムニスムス』は完全新作にして、ベトナム戦争を描いた『ディエンビエンフー』の正統な続編。同一シリーズとしては、2018年に刊行された『ディエンビエンフー TRUE END』3巻から約５年ぶりの単行本となる。キャッチコピーは「西島大介が現代に問う共産主義（コムニスムス）」、カバー表4側には「共産主義（コムニスムス）と資本主義（キャピタリスムス）、二人はまだ、お互いを知らない。」という文字が躍る。
物語の舞台はカンボジア。カンボジア共産革命勢力「クメール・ルージュ」が台頭し、謎の指導者「オンカー」が国民を支配していた暗黒のポル・ポト時代の４年間を中心に、ストーリーは展開する。若干2歳のベトナム人の幼女「プティ」は、カンボジアのジャングルの中で、日本からやってきた自称”戦場カメラマン「ヒカル・コンデ」14歳（童貞）と出会う。個人所有、家族や貨幣経済すら否定する「原始共産制（ウル・コムニスムス）」が実践される閉ざされたカンボジアで、”血の繋がらない親子”プティ＆ヒカルはたくましく生きていく。
性別を持たないデヴァターは、「人類は共産主義じゃないと、きっと耐えられない」と語る
『コムニスムス』はアニメーション制作会社TMSエンターテイメントのIP開発部「TMSLab」連載。オリジナル作品として、2022年4月から各話36ページを基本に隔週ペースで連載され、現在は月刊ペースで連載中。物語の「第一部」にあたる18話までを一冊にまとめたのが、単行本『コムニスムス』（rn press）。総ページ数は800ページの超極厚仕様、小口部分は真紅のペイントも施されている。書店、ネットショップの他、版元「rn press」の通販サイトでは、「特装カバー付き限定版」を発売中。
TMSLab配信バージョンでは改訂されていた「ポル・ポト」「オンカー」「クメール・ルージュ」などの用語は、紙の単行本ではすべて解禁。カンボジアの文化や歴史、政治状況を解説する豆知識マンガ「クメール通信」全18話も完全収録。巻末には、カンボジアだけにとどまらず連合赤軍事件やソ連崩壊までを扱い独自に編纂された「カンボジア史年表」も織り込まれている。年表では、本作が三部作構成であることも明示。なお、最新のTMSLab連載では、物語は既に第二部に突入している。
さらに、巻末には『ディエンビエンフー』に大きな影響を与えた『ジャングル・クルーズにうってつけの日 ヴェトナム戦争の文化とイメージ』『負けた戦争の記憶 歴史のなかのヴェトナム戦争』などの著作で知られる生井英考（立教大学名誉教授）による書き下ろし論考「心がふたつある長い戦争ーー西島大介『コムニスムス』に寄せて」を収録。
帯コメントは、赤いイメージ・カラーが鮮烈なインディペンデントを実践するバンド「GEZAN」のマヒトゥ・ザ・ピーポー。「居合わせる才能というものがあるとしたら、この世界において今、何を指すのだろうか？ 少なくとも、あなたはこの本の前に立ち、二つの黒い目はこの文字の配列をなぞる。今あなたは未開の現実に居合わせている。」と、綴られている。
rn press
https://rnpress.jp/magazine/book/kommunisumus/
rn press流通について
https://rnpress.jp/about/
rn press 着せ替えカバー特装版
https://rnuso.stores.jp/items/64292f6945021c04e1345897
amazon
https://amzn.asia/d/f3FUSmz
TMSLab
https://tms-lab.jp/manga/kommunismus/
単行本お問い合わせ：
info@rnpress.jp
・デザイン専門誌「アイデア」402号、【特集】小さな本づくりがひらく独立系出版社の営みと日本の出版流通の未来、記事内で『コムニスムス』が紹介されています。Xin Cam On.
・「週刊ポスト」書評欄にて『コムニスムス』ご紹介いただきました（評者は大塚英志さん）。Xin Cam On.
その2「サントラCD」について
同日、西島大介の音楽名義「DJまほうつかい」として、2018年のピアノ・ソロ『Last Summer』（HEADZ）以来８年ぶりとなる、5枚目のCDアルバム『Kommunismus』をフィジカル・リリースした。アルバム『Kommunismus』はマンガ連載と並走しながら小出しにサブスク配信してきたシングル楽曲に、完全新録音を加えて構成したもの。フィジカルCDの収録限界に迫る全27曲、歌詞カード付き。総尺70分を超える摩訶不思議なサウンド・トラック集が完成した。
「共産主義とは何か？」をアイドルの掛け合いで問いかける「Let’s Talk About Kommunismus」。カンボジアのことわざ「パイナップルの眼」を童謡に編曲した「Pinapple Eyes」。「お金なんかいらない！」と連呼し、資本主義社会を否定するサグなラップ「Make No Money」。クメール・ルージュ支配下で引き裂かれる関係性をコミカルに歌い上げるR&Bバラード「by bicycle」。どの曲も原作マンガ『コムニスムス』と完全に連動する内容になっている。グレン・グールドの名演奏でも有名なバッハ作曲「ゴルドベルグ変奏曲」のエレクトロニック・アレンジなど、カバー曲も収録。
ほぼ全曲、DJまほうつかいによる作詞＆作曲、トラックメイク。アイドル「Summer Rocket」が全面参加し、童謡あり、R&Bあり、ラップあり、ラジオドラマ風あり、フィールド・レコーディングあり。マンガ『コムニスムス』のBGMでありながら、あらゆる国と地域、そして音楽ジャンルを横断するアルバムが仕上がった。
『Kommunismus』DJまほうつかい
1 Prologue 1973(1:53)
2. Kommunismus Theme feat. 伊吹咲希 (3:54)
3. Tonle Sap (2:17)
4. The Decisive Moments (1:36)
5. Penniless feat. 神崎舞菜 (2:13)
6. The Khmer Rouge (2:17)
7. Let’s Talk About Kommunismus feat. 伊吹咲希、黒木信乃 (4:13)
8. Le Rouge Et Le Noir (2:23)
9. Pineapple Eyes feat. 茉莉はな、伊吹咲希、小島あんず、黒木信乃 (1:26)
10. Who? (2:37)
11. Re-Education (1:31)
12. Dai-Job!! feat. 黒木信乃 (1:26)
13. Crisis 1975 (2:45)
14. Welcome To The Angkor Cup (1:47)
15. Cambodian Kung-Fu Generation feat. 神崎舞菜 (1:58)
16. Neue Tanz Untoko Mix feat. 茉莉はな、伊吹咲希、小島あんず、黒木信乃 (3:48)
17. Far East Far West(2:28)
18. Goldberg Variations BWV 988 (1:36)
19. Arriere Petit Fils (1:39)
20. Stray Dog Block Party (2:34)
21. Angkor Vat Floating Mix feat. 黒木信乃 (3:02)
22. Make No Money 1979 Remix (2:34)
23. The Pulizer Prize feat. 神崎舞菜 (1:33)
24. Erhu and piano (1:28)
25. by bicycle feat. 茉莉はな、伊吹咲希、小島あんず、黒木信乃 (3:50)
26. Epilogue 1979 - The Three Thousand World - (4:44)
27. Angkor Vat (The Doors Of The Left Side Will Open Mix) feat. 黒木信乃(4:28)
全曲試聴動画↓
CD盤リリースより一ヶ月遅れて、各種アプリで配信スタート
Rocket Base通販
https://rocket.base.ec/items/73789467
既発曲プレイリスト（アルバム『Kommunismus』とは異なります）
https://open.spotify.com/playlist/2KmWTaIKTCHKD8wi4aolqJ?si=5d495b47aa04464c
CD盤お問い合わせ：
mizuno@rocket-base.jp
【速報!!】
6月5日（月）19:00〜池袋PARCO「タワーレコード」にて、リリースイベント開催。詳細、レギュレーションはこちらを参照ください。
その3クラウド・ファンディング「フンくんぬいぐるみ計画」について
さらに、同日、雄王記念日に合わせて『ディエンビエンフー』そして『コムニスムス』にも登場するマスコット犬「フンくん」をぬいぐるみ化するためのクラウド・ファンディング「フンくんぬいぐるみ計画」がMotionGalleryで募集スタートした。目標金額は50万円。
50万円は、西島がキャクラーデザインを手がけた読売テレビの「シノビー＆ニン丸」の商品「ニン丸キーボールチェーン」の出来が非常に良いため、同じメーカー「株式会社サン・アロー」に最低ロット500個を発注するための金額だ。「All or Nothing」式を採用しているため、達成されなかった場合、企画は凍結。ぬいぐるみは製造されない。
支援コースは、0体、1体、3体、7体、10体と、「フンくんぬいぐるみ」の個数によって分かれる。制作ロットは限定500個。募集期間は6月27日まで。ぜひとも暖かいご応援、ご支援をお願いいたします。 gau. gau.
MotionGallery
https://motion-gallery.net/projects/dienbienphu_nuigurumi
予告Youtube動画
https://youtu.be/3C1f1vr6d5c
クラファンお問い合わせ：
dbppress@gmail.com
・クラウドファディング、達成率120パーセントで終了しました。現在はサン・アローさんとフンくんを製造中。完成をお待ちください。先行してデータ系リターンを返礼品としてお送りしました。進捗は御礼ブログ（アップデート）をチェックしてください。Xin Cam On.
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