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磁石 佐々木の「初出し」――15歳下の奥さまと、女王様なお義母さまと、せっかちなお義父さまとの暮らし編


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「初出し」とは――


「どこにも話してないココだけの話」をコンセプトに、「初出し1テーマ」×「30分」で、狭く、深く、掘り下げるインタビューシリーズ。

インタビューを受けることで、取材対象者が「印税」を受け取ることができる仕組みへの挑戦。

15歳下の少しズレている奥さま



――今回は佐々木さんから事前にいただいていた、奥さまと義両親のエピソードを聞かせてください。まずは「少しズレている奥さま」の話ですね。

はい。いろいろありますけど、他でまだ話してないほうがいいんですよね。

奥さんとは年齢が15個離れてるのかな。15個下で。

――あ、15歳も離れてるんですね。

だからジェネレーションギャップを感じることもありまして、

僕は映画が凄い好きで映画の話も奥さんに振ったりするんですけど、あまりピンときてなかったりして。

一緒に映画館に見に行っても映画中にずっと話しかけてくるんですね。

「この人、さっきも出てきたっけ」とか。

「え、絶対この人怪しいよ」とか。

「あれ、この人、あの人に似てない?」みたいなことをずっと映画中に話しかけてくるんですよ。

――かわいいですね(笑)。

まぁまぁそれはいいんですけど、映画の話をしてもやっぱり15歳も差があると、アーノルド・シュワルツェネッガーと言っても、「誰それ?」となるんですよ。

あーそうか、15個下だとこうなるかと思って。

え、じゃあシュワちゃん知らないの?と聞くじゃないですか。

「いや、フワちゃんならわかるけど」と言うんですよ。

――(笑)。

あー、もうそんな感じかーと思って。

その話をしていたのが居酒屋だったんですけど、僕が「トイレに行ってくるわ」と言って、ちょうどアーノルド・シュワルツェネッガーの話をした後だったから、ふざけて「アイルビーバック」って言ったんですよ。

あのターミネーターの名言をね。

「戻ってくる」という意味で奥さんに伝えてトイレに行こうとしたら、

「何それ?」

って言うんですね。

だからしょうがなく意味を説明するわけです。

そうしたら「それもジェネレーションギャップじゃない?」って言うんですけど、「いや、それは名言として知らないのはいいけど、アイルビーバックは英語だから、それは英語が訳せないだけじゃん」と思ったり。

――映画と関係なく(笑)。15歳下というと出会われた頃は奥さんは21、22歳ですよね。その頃からジェネレーションギャップはありながらも相性が合っていた感じですか?

最初の頃はなんだろう。

情報交換みたいなことで楽しんでましたかね、お互い。

そもそも気は合うなと思っていて。

ただ、ジェネレーションギャップじゃないですけど、僕は今の若い子たちがどういうのが好きか、流行っているかを聞いて、へーとなって。

彼女は彼女で「昔ってどうだったの?」「昭和ってどうだったの?」って聞いてきて。

まぁ我々は生まれたのは昭和ですけど、生きた時代は平成だから、平成中期はどうだったのかみたいな話をして、お互いにへーっていう感じですね。

見送るときにすぐドアの鍵をガチャッと閉める奥さま



――他にも奥さまのエピソードがありましたらぜひ。

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