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『ラヴィット!ロック2023』日記

これは、男性ブランコのフアンの、ただの日記である。
感想はこちら

あー!!今日まで走り切りました小生。
やりきりました…。

まずもって余談なのだが小生は、浜松という土地で仕事をしていたが、今月末で退職した。
本日地元である名古屋に戻ってきた。

世間のカレンダーどおりの仕事ではないため、退職後の26,27日は貴重な土日続けてのお休みだったのだ。学生時代からの友人といわゆる夢の国に行く予定が立っていた。
そんななかに"ラヴィットロック"開催のお知らせ。
出演者欄に"男性ブランコ"の文字。


気がついたら初回抽選に参加、見事当選していた。


仕事の引き継ぎもこなし、次の仕事の勉強や引っ越しの準備に追われ、KOC準々決勝にも行った。
こうして振り返ると、行動力の塊と認めざるを得ない。自分で引くぐらいには。

そんな行動予定が、ギャンギャンに詰まっていたので、あれよあれよと当選から時間は経ち退職翌日にはチーム男性ブランコのワクサカさんも通っていた夢の国、ディズニーランドに着いていた。


魅惑のチキルーム、とてもよかった。


その日の夜は新宿に宿をとり、今泉力哉監督のオールナイト上映に参加。気が狂っている行動である。
退職の開放感と夏の終わりのイベントの豊かさに
浮かれきった行動予定である。
30代手前の身体は次第に現実を帯びながら
浮かれた精神力と好奇心でもってちゃんと動いていた。
着いたそのとき監督ご本人が入り口にいらっしゃったのが、なんともいえない、溶け込んでいて。


もう身体がどうとか、どうでもいいな、って
この生身の、入れ物の、
生きてる感覚が、知りたくて
こんな気の狂った行動してるんだろうな。


小生は"愛がなんだ"で今泉力哉監督作品にハマり"街の上で"が本当に好きだ。
こんな乗り越え方もあるんだよ、って教えてくれる。
男性ブランコが準優勝を獲ったKOC2021のOP映像も、今泉監督である。

夜明けの"愛がなんだ"は、
小生の中のテルコが

あなたのなかにもまだまだ私が居ること
忘れないでよね。

と言ってくれているようだった。
忘れないし、あの頃よりも少し好きになれてる


気がする。


映画館を出たら夜はすっかり明けて
小生はチェックアウトまで体を休めた。

日中は原宿・渋谷探索という
なんとも文字面の修学旅行感が漂う行動をして
代々木第一体育館へ向かった。



すんごい人だ…。
人、人しか居ない…。
昨日のディズニーランドより断然居るヤァ…。


しかし小生は仕事柄人の群れに抵抗がなかったので
グッズ購入を済ませアリーナ入口へ。


そう、そうなのである、
アリーナ席が当選していたのだ。
なんたる幸運、もう日頃の行いの運
まるっとまるごと使い果たしたかもしれない。


しかしアリーナという空間はイベントによって
座席の位置関係が変わる。
小生はアイドルのフアンも経験していたため
アリーナであっても見やすい席とそうでない席があることは重々存じ上げていた。

お手洗を済ませ座席表を見た時
愕然とした。


は、花道横だッ…!!!!!


みなさまは"花道"をご存知だろうか。
由来は能楽・歌舞伎から始まり、
現代ではコンサート・ライブの際にメインステージから伸びる通路のことをそう呼んだりする。
今回小生が引き当てた"花道横"とはその花道に対して最前列のことを指す。つまりはアーティスト、演者を間近で見られるチャンスが高い席である。そのような席をまとめて"神席"と呼んだりする。


なんたる幸運、もう20代に起きた大小全ての苦しみとか悲しみ、
まるっと幸運になって返ってきたのかもしれない。
こんな形で返ってくるだなんて、
生きてて、よかったなあ。


好奇心や期待が小生の身体を満たして
不思議と疲れはなかった。

むしろ、パワーが満ち満ちてくる公演であった。


感想投稿は"男性ブランコのフアン"として書いたが
"ラヴィット!のフアン"としてこちらに書かせて頂くことを許してほしい。

ライブパートとトークパートが隔てなく続くのだが、3時間立って鑑賞はお茶の間で寛ぎながら楽しんでいるラヴィット!フアンにはキツイものがあった。もしかしたら配信のほうがいつものラヴィット!同様、生活の中で観ることが出来るのも魅力なのかもしれない。
来年は、そこがわかりやすくなると良いな。というかアリーナがお茶の間席みたいなのも見てみたい。
現実的に考えると倍率・価格ともに高すぎて非難轟々であるSNSの姿が浮かんで嫌にもなるが。
もう小生の中で来年もやるというひそかな期待。行くか、行けるかはわからないが。

サンボマスターのヒューマニティーから始まり、
小生はフェスでサンボマスターを何度か拝見しているし、何よりしんどくても頑張りたいときにはサンボマスターの曲が欠かせない存在であったから、最初からぶち上げである。

印象に残ったのは、赤坂サイファーと梅田サイファーのコラボステージ。
本当に素晴らしかった。
かまへん、KINGの選曲がこのステージにぴったりすぎるチョイスであったのと、ロングコートダディのパートはしっかり"今の"ロングコートダディへ向けてのリリックになっていた。


粋すぎるぞ梅田サイファー…

小生は"だが、情熱はある"フアンでもあるので
R指定さんが生で拝見できたこともなによりだった。

ワンナイトギャルルは小生がラヴィット!に興味を持ったキッカケのひとつでもあったので、本当に観れて嬉しかった。
ロケ映像のBGM選曲が、本当に同世代すぎるんだよなあ。
気づけば、笑いと音楽とのハイブリッド芸がラヴィット!には本当にたくさんあって、この"ラヴィット!ロック"に繋がったのだなあとしみじみ思う。

あと、ドン・フライ、好きです。異論は認める。

川島さんのラスト口上、本当に素敵でした。
コロナ禍の中スタートしたこの番組で、順風満帆そうにみえるものほど、その裏には想像も仕切れない出来事がたくさんあったであろう。

アンコールはもちろんサンボマスター。
もうこの時点で小生は"ロック"っつってんだから
フェスの盛り上がり方していいよナァ?!??!
と開き直り、踊り狂った。

"どれだけの悲しみがあったのか
今僕に話してくれないか"


年明けに、母上が亡くなり、自宅で観た録画のゴールデンラヴィット!のサンボマスターのステージに、どれだけ救われたか。数々のラヴィット!の名シーンに、どれだけ救われたか。



"ロックンロール イズ くたばるものか
ロックンロール イズ ノット ノットデッド!"


ラヴィット!フアンのためのラヴィット!ロックというよりも

ラヴィット!の
ラヴィット!による
ラヴィット!のための
ラヴィット!ロック

であったように小生は感じた。
"三方よし"を感じたような気がする。
素敵な循環が、あの空間にあった。


そんな空間に居れたことを、小生は誇りに思う。
規模は違えど、小生も素敵な循環をつくっていきたい。つくって、いこう。


これは、男性ブランコのフアンの、ただの日記である。






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