2020/12/14-12/20 dB日誌
12月15日(火)
晴れ。寒い。洗濯は1回。
朝は子どもの音楽会。コロナ感染対策の為、これまでは合同で行われていた音楽会は、クラスごとに実施されることになった。保護者も各家庭から一名のみ。
上演時間は10分程。それでも味わい深い時間でした。私は、ビデオの録画ボタンを押したつもりだったけど、ちゃんと押せてなかった。それに気づいたのが最後の一瞬。ガーン。ごめんよ。
音楽会後は事務所に急いで戻り、Kyoto Experimentの記者発表へいく準備をする。中間アヤカ「フリーウェイ・ダンス」が公式プログラムに選ばれたのだった。アヤカの「大人から始めるバレエ・クラス」の後、急いで着替えてメイクして、いざ京都へ!しかし、アヤカが黒色のコートを着ると、アヤカのママがそこにいるみたいで驚く。
会場に着き、お昼もとっていなかったので、コーヒーと軽食(名前失念)を急いでいただく。今回の記者発表は、オンラインとオフラインの二段構え。カジュアルと厳粛さがいい具合に混ぜ合わさった空間になっている。
共同ディレクター(川崎陽子さん、ジュリエット・礼子・ナップさん、塚原悠也さん)体制になって初めての年が、今年度。開催時期を変更し、内容も状況に応じて更新し続けないといけない、その調整・判断の大変さは想像を絶する。
企画の全容を聞かせていただく。フェスティバルが立脚する土壌を、新しく耕し直そうとしていることがよく分かる。一年・二年で成果が見えるようなインスタントな仕掛けではなく、時間をかけて醸成していこうとする決意がよく見えた。 オフライン会場へ足を運んだからなのか、たくさんの刺激を受けて帰って来た。(横堀)
[コロナ対応]マスク常時着用。
12月17日(木)
晴れ。日の出とともに起床。昨日dBスタッフから誕生日プレゼントでもらった野田琺瑯のポットでお湯を沸かす。美味しい白湯がゆっくり胃にたどり着く。昨夜、大谷家でご馳走していただいた千鶴屋の極上肉が蘇る。それはそれはとろける美味さでした。本日は、灘区の長峰中学校ワークショップの最終日。神戸でも有数の坂(らしい)をぐいーんとタクシーで登る。打合せで(新家)綾ちゃんと初めて訪れた時は、なんでも経験!とか言いながら徒歩でこの坂に挑戦した。二度と徒歩では登るまいと決心。毎日この坂を遅刻もせず通学している生徒たち、素晴らしい、偉い!それにしても坂の上からの神戸は絶景、あべのハルカスも和歌山も意外と近く見える。毎度嬉しげにカメラを向けるが全然上手く撮れない。冷え冷えの体育館に入り、カタカタ震えながら機材の準備やウォーミングアップ。昨日の2クラスと同じく、先週録音したそれぞれのセッションを、ぶつぐくんが曲にしてきてくれた。どんな曲になっているか全員で試聴。生徒たちの表情からどう感じているのかが読み取れない。「この曲にタイトルをつけたいので、この授業の終わりまでに考えておいてくださいね」と無茶ぶり。3週続けてきた身体ワーク。回を重ねるごとに身体のノイズがなくなってきている。最後は、半分に分かれ曲に合わせてインスタレーション的なダンスパフォーマンスを見せ合う。集中して歩く姿だけで絵になっている。14歳、眩しいー。最後に難題、タイトルを決める。どのクラスもいい感じのタイトルがついた。因みに最後のクラスのタイトルは、「啓蟄(けいちつ)」。うーむ、春の季語にもなるというこの言葉知らなかったー。今年は、コロナ対策もあるがどの学校も新しいことに挑戦できてありがたい。今回は、ぶつぐくんとの初コラボWS。互いに発見の多い貴重な時間でした。下りのタクシーはジェットコースターのようで楽しー。また来年も来たいな。(田中)
[コロナ対応]手洗いうがい、消毒、講師たちはマウスシールドではなくマスク着用、換気。身体接触のないワークをするが、休憩中の男子生徒らは、相撲をとる(こら〜!)。
12月18日(金)
今日のお昼は綾さんと、孝孝のネギラーメンと半炒飯のセットを食べた。おいしい!!!ネギラーメンにはなぜかパクチーが入っていて、これがまたおいしい。もっと早く出会いたかった。これはリピ確定である。
午後からは、今年最後のdbミーティング。もう今年最後!師走といだけあって、走り去るように日々が過ぎていく。気がついたら、あっという間に12月も3分の1が終わろうとしていて、体感速度が他の期間と全く違うことを実感する。ミーティングは、綾さんからクラルテの旅公演のお土産いただいて、それをつまみながら。八幡製鉄所が世界遺産ということで、ネジのチョコレート。見えにくいけど、ボルトとネジが入っていて、実際にクルクル回せる!
ミーティングでは、明後日のチャオチャオ!水上人形劇!のこと、年末のイベントや、来年におこなうイベント、年末年始の大掃除、お年賀DMなど話し合う。コロナの状況が悪化し、イベントにもまた調整がおこなわれた。コロナの発生から10ヶ月ほど。まだまだ先の見えない状況は、来年も続きそうだ。(髙木)
[コロナ対応]手洗いうがい、打ち合わせ中のマスク、換気
12月19日(土)
晴れ、洗濯は2回。
明日、第6回目「チャオチャオ!ベトナム水上人形劇!」の準備にてんてこ舞いである。準備してきたつもりだったけど、全然足りてない〜〜。泣
自宅にてオンライン作業できることの有り難さよ。子どもには公園に連れていってやれないのが申し訳ないが、今やらないと幕が開かない。
もっぱらの懸案事項は、第一部 タンロン劇場のライブ上演中の通訳。途中で止めながら音声を入れることが、演出の流れ的に難しそうだということが先日のリハーサルで分かった。そこで、今回はyou-tubeのコメント覧に入れて頂くことに挑戦してみようと思う。dBスタッフの髙木ちゃんに、通訳でお願いしている伊澤亮介さんとのやり取りをお願いして、明日の事前リハに備える。うまく機能しない場合は、先方に逐一止めてもらうしかない。
午後に、ペペより今晩配信のチェック映像が届く。一件、事前確認をとっておいた方がよい団体があったことを失念していて、急遽連絡をとるが繋がらない。焦る。ペペから、16:30が確認の最終時間であることを確認し、何度か着信を入れる。生きた心地がしません。16:00頃「ごめんごめん〜!明日の準備で忙しかったよ〜!いいよ〜!」と連絡があり、ペペへ連絡。ふぅっ。
今日は夕食をつくる時間と心の余裕がないので、「39サイゴン」のご飯をテイクアウト。
一方、旦那は朝から自宅1階のスタジオの内装を頑張っている。大工の先生からアドバイスをもらいながら、防音壁を設置。このスタジオは「Lang Toi(ラン・トイ)」と名付けていて、2月にはオープンできるようにと進めているところ。木工などの制作スタジオがメインの使用用途にはなるだろう。将来的に、ここでベトナム語教室やベトナム文化を紹介するイベントなど開催できればと考えている。
19:00 第5回目配信。
https://www.youtube.com/watch?v=XoASSWXzPuQ
今回は、暮らしの中にある文化や、ベトナムの人々にとってサードプレイス的な場所を見つめることに重きをおいて、取材先を考えていった。サードプレイス的な場所には、きっとそこから歌や文化が生まれるのだろうと思うから。
配信終了後、大谷さんからLINEでコメントが届く。嬉しい。オンラインだと、直接的なフィードバックを得にくいから、コメントはとてもとても貴重なものだ。
まだまだやることは一杯残っているだが、明日に備えて寝ることにする。(横堀)
12月20日(日)
晴れ。洗濯はなし。今週の日記は私ばかりの登場で恐縮である。
9:30 子どもと一緒に劇場入りすると、大里チームが鍵開けを待っていてくれていた。すみません! 今回、私にとって、国を越えてつなぐライブ配信は初めてで、準備の勘所がよく分かっていない。強力な大里チーム、今日は3名で来てくださった。心強いばかりです。
10:30には全スタッフとMCが集合。
台本の修正、舞台上の位置ぎめ、その他もろもろ。舞台の転換中に画面共有するパワーポイントデータをつくろうにも、なかなか手がつけられずに焦る。(昨日のうちにやっておくべきでした、はい。)最終的には髙木ちゃんとペペに手伝ってもらい完成。
11:00 伊澤さんと髙木ちゃんのリハが始まり、少し経ったところでティン君のご家族が到着。そして、スタッフのケータリングであるバインミー(ベトナム風サンドイッチ)も到着。今日も今日とて「サイゴンチュンハイ」にデリバリーでお願いした。サイゴンチュンハイのバインミーはピカイチに美味しいのだ。
12:00 ティン君の歌のテクニカル・リハーサルが始まる。感無量である。昨年の多国籍カラオケ大会でティン君の歌声に魅了され、さらに今回の第5回目の配信用の取材でティン君の歌を聞かせてもらった時に、今日の場で歌ってもらうことで、今回のプログラムを締めたいと思ったのだった。
そして、MCのお二人はアオザイに着替えて、始まり方のリハーサル。
平野優芽さんのアオザイ、とても綺麗な色。旦那のアオザイは、ようやくベトナムから届いたもの。一気に雰囲気が華やぐ。
13:30 第二部の出演者の方々が順に来場される。いよいよです。MCのお二人のリハーサルは前半まで辿りつきましたが、あとはぶっつけ本番で行くしかありません。
13:59 タンロン劇場のキエンさんに、初めてよいかどうかの確認の電話をかける。電話に出なくて焦る。14:00に「Ok nhé」とメッセージ。
14:00 配信開始! ライブ中継はこちらのリンクでどうぞご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=IHdf3tp6MrE
あいだ途中バタバタしましたが、16:00過ぎてぶじに終了。チラシには45分のライブ中継と書きましたが、2時間みっちり行いました。
第二部のトークショーの途中、和楽寺の僧侶の言葉が重かった。「民間芸能が発展した時というのは、戦争のない平和な時代であったこと。安心して暮らせる社会であったこと」とおっしゃった。現在、この言葉が切実に響きます。
タンロン劇場の皆さま、出演者の皆さま、通訳の皆さま、スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。
来年、長田でお会いできますように!(横堀)
[コロナ対応]体温測定、手指消毒、ロビーは常時換気。MCの立ち位置、トークの方々の座る位置も、間を広めにとって。
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