「ネガティブの原因」が分かった~WAIS-Ⅳの結果から~
はじめに
この記事を読んでくれている方はきっと「生きづらさ」を抱えていて、なんとなくこの記事にたどりついてきたのだと思う。
それかWAISなどの知能検査に関して情報を集めている方かもしれない。
今回、WAIS-Ⅳの検査を受けてきたのでそれについて書くことにした。
なぜ書くことにしたのか。
今回の検査にて、自分の中で長年モヤモヤしていた内面的な悩みの原因が、検査を通じて理解・納得でき、さらに今後意識していくことまで見通せた。
この感覚をぜひ読んでくださる方たちに共有したいと強く思ったからである。
実際にこのような検査を受けるかどうかの指針にも利用していただければ嬉しい。
【記載すること】
WAIS-Ⅳの大まかな説明
検査結果について実施者からの説明の一部
自分の検査結果の偏りについて
検査前と検査結果受け取り後のはなし
【記載しないこと】
受験までの経緯全般
検査結果の細かな数値(全検査IQ含め)
検査の具体的な内容
WAIS-Ⅳとは
また、WAIS-Ⅳでは
言語理解、知覚推理、ワーキングメモリー、処理速度
の4つの指標と全検査IQというものが分かる。
※受けた機関などによっては言語性IQと動作性IQも提示してくれるらしい。私は全検査IQと4つの指標の結果が渡された。
結果とアドバイス
自分の結果を数値の大小でまとめると
言語理解 > 知覚推理 > 処理速度 > ワーキングメモリ
という結果だった。
上位二つについて、言語理解は非常に高く知覚推理もおおよそ平均はできている。
だがこの上位二つの数値が30近く離れており、そのことに対して
「頭では理解ができていて言語化が行えるが、自分が思っているレベルでの作業ができていないと思ってしまう(周りから見たらできているようにみえるが自分ではできていないと思ってしまう)」
という説明を受けた。
また、そういう考えが自分のネガティブ思考の原因に繋がっているのではないかとも補足があった。
他には「耳からの情報記憶」「素早く正確な作業」が苦手であるという傾向から、
「取り敢えず言われたことをそのままメモにとり、そのメモを見て指示などを理解すること」
「複数の指示や処理をする場合は時間的な余裕を持つ・時間に猶予をもらう」
というアドバイスを受けた。
また検査中の行動についても、「わからないところがあっても、『わからないですが私としては~だと思います』などと、よく考え自分で答えを出す姿勢が見られた。普段の素直な性格がよく出ていた」
と言われて、ちょっと嬉しかったりもした。
下位二つに関しては上位二つと比べてさらに差があったため、医療機関で改めて相談するのでこの記事では割愛する。
感想
もちろん自分では気づけないことから、他人から言われたことのない自分の特性などが数値として出て、得意不得意が自分の中ではっきりしたことが今回の検査での一番の収穫だった。
特にこの補足に対してはかなり衝撃的だった。
ネガティブの原因が思わぬところに転がっていた感覚。
「自分はダメだ、何もできない」
と思っていたが「あなたが思っているよりできてるんだよ」
と言われて、自分のいままでの言動行動を改めようだとか、自己肯定感につなげていくにはどうするのが良いか考えようと思った。
そもそも自分は何が得意なのかを理解しないと、そもそも得意を伸ばしていくことは難しい。それがはっきりしたことでモヤモヤがなくなったなぁと実感した。
まとめ
ざっとこんなところだろうか。
ただ知能検査の結果だけがすべてではないし、高ければいいわけでもなく、低いからと落ち込む必要もない。
またWAIS-Ⅳの結果のみで何かの診断を下すことや、自己診断することはよくないことも頭の隅に入れておいてほしい。
もしWAIS-Ⅳや知能検査を機関から勧められて迷っている人や、不安を抱えている人はこれを読んで考えてみてほしいところである。