とりあえず高校に通ってみてほしい。【中退者はかく語りき】
中退者はかく語りき。
「高校は通ってみたほうがいい」
やっぱり、高校に行くことは大事だ。
中退になってしまうとしても、通っていたということが大事になる。
そういった「環境」が大事なのである(と思っている)。
小学校・中学校での人間関係で悩んでいる場合は特に高校への進学を勧めたい。
やみくもにどこでもというわけではない。また全日制に限る必要もない。
理由として、たとえばいじめっ子だとか自分に対してよくない影響を与える人間と物理的距離を置けることだったり、閉鎖的な地元というものとも距離を置けることがある。もしかしたら他にもっと大きなメリットがあるかもしれない。
先ほど「全日制に限る必要もない。」と書いたのでこのことも少し深めていく。
「現代」という時代に生きている私たちが一番得をできることとして「選択肢の多さ」「多様性の受容・許容」が挙げられると思う。
私が知る限りでは、
全日制
通信制
単位制
(地域によって)チャレンジスクール
などがあり、その中から自分の体調だとかに合う学校を選ぶことができる。全日制高校への進学が難しい場合や、全日制高校を辞めたあとの進路先の選択肢になるものがいっぱいあったりする。
私は全日制高校を辞める前に高卒認定試験というものを受けて合格し、高校3年生にあたる時期は自宅のみで勉強していた。
そう、これがありえないほど辛かった。
「高校生」という時期は思ったより人生の中で大きいもので、ここでメンタルや体調を崩すと後々かなりしんどくなる。私はそうだった。
高校に在籍していた間もあまり通えていなかったから勉強の仕方が分からない。生活リズムも狂っていたから机に向かう習慣がない。高校を辞めたら一機に人間関係が希薄になり、孤独な気持ちを抱える日が多くなった。
勉強の仕方が分からないと、何かを学びたいと思ったときに「やり方がわからない」という壁にぶつかることがある。結果モチベーションが出ずにうつっぽくなる。何かをしても成功体験が得られない。
生活リズムが狂って、机に向かう習慣がないと時間感覚がずれていく。周りの人たちと生活する時間が合わなくなると、これもまた人間関係への問題にもなる。
要するに決まった時間に起きる、食べる、お風呂を済ませる、そういったことから直していかなければならない。上に挙げた例は普段から意識していたほうがいいと思った(経験則)。
「人間」は「人のあいだ」と書くほどのものだから、やっぱり人とのかかわりはあったほうがいい。
(ちなみに中国語では「人」そのものを「人間」とは言わない。日本人は昔から人と人のあいだを意識して生きるものなんだなと思った。)
どんな形でも、やっぱり高校には通ったほうがいい。私はそれを勧める。
高校生という時間を自分のために有意義に使えれば、この先の選択肢がものすごく広がっていく。
もし今までいろんな後悔をしてここまで生きてきた中高生が、たまたまこの記事を読んでいたら、この多様性に富んだ時代、たくさんの選択肢がある時代に生まれたことだけは後悔しないでほしい。
大丈夫。
……次にこの話題で記事を書くときは高卒認定あたりの云々を語りたい。
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