ZorinOS NVIDIA版のDAZ Studioをクラウドとエッジで比較|中古OMEN
ZorinOS NVIDIA版のDAZ Studioをエッジ環境(WINE & VMware 24H2)とクラウド環境(Paperspace GPU+)で使う場合における機能と性能で比較し、エッジ(ローカルPC)への移行についてのメリットと課題を考えます。
ZorinOS NVIDIA版を外付けUSB SSDにインストールし、プリインストールされているBlender 4.2.2 Linux版でNVIDIA GPUによる高速GPUレンダリングを検証した記事は以下ですので、参考にしてください。
クラウド vs エッジ 比較表
★ WINEアプリの起動をデスクトップアイコンのダブルクリックで可能にできたので、WINEの操作性が多少改善されました。
結論
WINEとVMware Windows11 24H2を組み合わせることで、クラウド仮想Windows Paperspace GPU+と同等の機能と性能をエッジ(ローカルPC)で実現できる可能性を検証できた。
WINEとVMware 24H2の両方で、今のところNVIDIA GPUによるレンダリングはできないが、PaperspaceのNVIDIA GPUレンダリングより(CPUレンダリングでも)ほぼ同等か若干速いので、不思議ではあるが、実用上エッジに移行しても問題ない。
Blender 4.2.2 Linux版(プリインストール)にDAZシーンをインポートできれば、Paperspaceより遥かに高速なNVIDIA GPUレンダリングが可能になる。
今のところ、DAZシーンをBlenderにインポートするにはDiffeomorphicが扱いやすいが、Genesis 9モデルのロングヘアーがインポートできないなどの課題がある。
BlenderのDAZシーンは、背景HDRIや人物テクスチャーをパック化しZIP圧縮すれば、ダウンロード提供する場合に、DAZファイルの提供よりユーザーへの利便性が高まる。
まとめ
ZorinOS NVIDIA版のDAZ Studioをエッジ環境にインストールし、クラウド環境と機能/性能で比較し、エッジ(ローカルPC)への移行ができる可能性を見いだせました。
今後は、Diffeomorphic DAZ Importerを使ったGenesis 9 モデル(特にロングヘアー)のDAZシーンをBlenderにインポートするための調査や試行錯誤を通じて検証したいと思います。
★ LinuxでWindowsゲームを動かすのに使われている「Lutris」のWINEでDAZ Studioを試しに動かしていると、偶然Face Transfer 2やGPUレンダリング、dForce物理シミュレーションが動く設定を見つけました。まだ再現性に乏しいので、さらなる検証を続けている最中ですが・・・
参考(有料エリア)
以後は、今回検証した過程を豊富なスクリーンショットとレンダリング画像などでわかりやすく紹介します。
少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。
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