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大人になるにつれて動く金額が大きくなって怖い

昔はひと月300円で楽しめた。駄菓子を買ったり、1年貯金をして3000円のものを買ったり、お年玉と合わせて雑貨を買ったりと楽しむことができた。

しかし、今大人になってみると、昔のひと月300円が10000円くらいになってしまっているのを感じる。駄菓子が美味しいのは変わらないのに。なんでなのだろう。

確かにバイトをしたり仕事をしたりすることで収入は増えた。また、やることも複雑化して、例えば仕事をするにもパソコンは必要だし、キーボードやマウスも必要だし、こういうものは大抵安い周辺機器で数千円、高いものだと数十万する。でも必要だから買う。

必要だから買うものが高いのはいい。なんで買ってそれが商売道具であり、時間効率とかそのほか諸々に影響するから。でも、高いものを買い始めると、引き摺られて高くなくていいものにもお金を出してしまうような気がする。

例えば本を買いすぎてしまう。少しの課金ならいいかとサブスクを増やしてしまう。漫画を買ってしまう、1冊数百円するのに。昔なら買えなかったのに。ご飯にデザートをつけてしまう。

別に普通にこれは良いことなのかもしれないが。少しずつ自分が動くお金の額に鈍感になってしまっているのが怖い。海外に行ってから物価の格差も感じて特に。

海外に行くと、というか他の先進国に行くと、円安+物価の差で日本とは比べ物にならないくらい買えない。ちょっと惣菜というかすぐ食べれるものを買うだけで1000円近くする。もはや詐欺。

そのせいで、日本に帰ってきてから全てのものが安く感じられるようになってしまった。

こうやって気をつけているうちは良いのだろう。いつかまあいっかが降り積もっていたい目を見ないか、それが怖い。

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