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人生観

人生観

人生は劇場だと思っている。さまざまな登場人物が出てきては消えていき、自分を演じ続ける。その中で、美しい景色に出会う事もあれば残酷な悲劇に出会う事もある。僕は人生に挫折はなく、全て次に好転するための材料になると思っている。僕は、苦しむ期間が長く大人になるまで時間がかかった。今もまだ子供らしい部分や、表現をしているところも多々あるかもしれない。今日から毎月20本を目標にnoteを書いていこうと思う。まずはじめのnoteは人生観と題して、自分の価値観を社会に向けて表明していこうと思う。自分を表す言葉を一言で言えば、志だと思う。夢とか、目標とか、希望ではなくて、志という言葉が一番しっくりくる。夢は叶えるものだが、志は果たすものだ。使命という言葉に近い。次の行動を考える時、志に見合うか、という事を自分は重要視している。志、と呼べるまでに強い気持ち、死と引き換えに手に入れるべきもの、そういう物が魂の中にあるかどうかを重要視して、選択を次々にしている。言うなれば、武士道というもの、騎士道というものと似ているかもしれない。現代に於いて最も重要な事は、民主主義だと思っている。1人1人の意見によって国が変わるという社会が理想だ。民主主義に於ける国民が持つ必要があるのが志だと思う。志は、思いやりということにもなる。何故なら、個人だけではなく、必然的に相手の為に行動する事になるからだ。志を果たす為には、犠牲が必要だから、持たないという人もいるかもしれない。だが、他者の利益に成る事は自己の利益になるのだから、矢張り他者を最優先に行動する事が結果として志を果たす事に繋がると思う。僕の志とは、何かという声があるとしたら、全ての人にとって達成感のある社会を作る事だと思う。僕の周りを見ていても、何か成し遂げたい事があったとしても、途中で投げ出してしまったり、別の事で我慢している人が数多くいる。本人は、一生懸命に生きていて、様々な理由があってその道に進んでいるけれど、大抵満足感が得られていなかったり、達成感を得る前にやめてしまったりしている。具体的な事は少しずつ語っていくが、達成感を得るという事はシンプルな故に難しさがある。何かのコンテストでグランプリを取る事かもしれないし、何かを作り出す事かもしれない、何かを長い年月続ける事かもしれない。僕にとって一番達成感を得られるのは文学で、そこでなら一番を取れると信じている。まだ道程は見えていない。何度も何度も繰り返し書き綴る中で少しだけ光を見せてもらえるのかもしれない。人生とは、トンネルの様なものだ。暗い道を歩いて、灯りを点す工夫によって先へ進む事ができる。途中で迷う事もあれば、立ち止まる事もある。事故も起きるかもしれない。歩き続けなければ出口に辿り着けない。僕は今日トンネルの入り口に立った。ここから見える景色は真っ暗闇かもしれない。蝙蝠や蛇がいるかもしれない。しかし、歩き続ける中で志という日差しを浴びる事ができるはずだ。僕は、文学者になりたい。何故なら、世界を救う事ができるのは言葉の力だからだ。キリストも、ブッダも、言葉によって民衆を救った。この21世紀の混沌を清浄にするのは現実問題、言葉を正していくしかない。今世の中は、言葉が乱れている。省略言葉、流行の言葉、イニシャル、若者言葉、老人言葉、様々な言葉があるけれど、汚い言葉によって言葉の本来の意味や力が失われている。過去の例は詳細に分からないのだけれど、日本語には力強い動詞や名詞がたくさんある。それらを組み合わせて語感と意味によって文学を組み立てられないかと考えている。現代の文学は大抵構成に偏っている。音によって組み合わせた文学、しかもスムーズに意味が通るもの、というのは現段階では現代文学で見た事がない。泉鏡花や、平家物語はその手法を取っていると思う。最初は理解されないかもしれないけれど、やってみる価値はある。音声によって構築された音楽の様な文学が一番美しい筈だ。僕は、そう信じてやまない作家の1人である。

2021.2.14

木下雄飛

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